研究課題/領域番号 |
07640408
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
林 青司 神戸大学, 理学部, 教授 (80201870)
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研究分担者 |
稲見 武夫 京都大学, 基礎物理学研究所, 助教授 (20012487)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | CPの破れ / 輻射補正 / 新しい物理 / 精密テスト / レプトンフレーバーの破れ / 可解模型 / 電弱ゲージ理論 |
研究概要 |
1.CPの破れの起源に関する研究 林は(小林達夫氏との共同研究により)超弦理論におけるCPの破れのメカニズムを議論し、コンパクト化された空間の対称性のためにCPを破ることがむずかしい事を示した。又、quaternionを持いたゲージ理論を考察しstrong CP problemの解法に望ましい条件が自動的に導れることを示した。 2.ゲージボゾンの自己相互作用における重い粒子の効果に関する研究 まずゲージボゾンの2点自己相互作用への重い粒子(新しい物理に特有な)の効果を表すS,Tパラメーターへの実験的制約から素粒子の世代数に対し意味のある上限を課す事ができる事を示した。更にゲージボゾンの3点相互作用への重い粒子の効果は4つのパラメーターだけで記述可能な事を示した。 3.ゲージ階層性問題と高次元Yang-Mills理論に関する研究 高次元理論のゲージ対称性のためにHiggs質量の2次発散の問題がさけられる事を示した。又、物理的に重要な境界条件が力学的に決定される事を示した。
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