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ボロノイ法による星風降着流の数値流体シミュレーション

研究課題

研究課題/領域番号 07640410
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関神戸大学

研究代表者

松田 卓也  神戸大学, 理学部, 教授 (20026206)

研究分担者 中川 義次  神戸大学, 理学部, 助教授 (30172282)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードボロノイ分割 / SPH法 / ラグランジュ法 / 数値流体力学
研究概要

宇宙気体現象を研究するために数値流体力学のさまざまな手法が開発されている。それは主としてオイラー法にもとずく差分法とラグランジュ法にもとずく粒子法に分類できる。天体物理学で多用される粒子法としてはSPH法がある。本研究では、それとは別の粒子法の可能性を求める研究を行った。それをボロノイ・ラグランジュ法となずけた。このアイデアは松田が1985年に提唱したものである。まず2次元以下の場合に限定した。n個の点をばらまき、そのボロノイ分割を求めるプログラムを作成した。ボロノイ分割のアルゴリズムにはさまざまあるが、ここでは逐次添加法を採用した。この場合、計算時間は普通はnの1.5乗に比例するとされている。しかし工夫の結果、計算時間は粒子数nに比例することができた。このことは粒子数が増大しても計算時間があまり増大しないということであり、計算上有利である。SPH法においても近接粒子を求めなければならないが、単純な手法では計算時間はnの2乗に比例する。ツリー法などを用いるとそれがnlognに比例する。ワークステーションによるわれわれの実測では、粒子数が5000点の場合、計算時間は10秒以下であった。これはSPH法と十分に対抗できることを示している。実際の2次元の数値流体力学プログラムは現在作成中である。しかし1次元の場合、衝撃波管問題を解き、良好な結果を得ている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] T. Nakamoto and Y. Nakagawa: "Growth of Protoplanetary Disks around Young Stellar Pbjects." Astrophysical Journal. 445. 330-336 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] T. Tajima and Y. Nakagawa: "Giant Planet Formation." Earth, Moon, and Planets. 67. 67-69 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] K. Kitakami and Y. Nakagawa: "Clumpy Cloud Accretion on the Disk and the Chondrule Formation" Proceedings of 28th ISAS Lunar & Planetary Symposium. 28. 81-84 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Y. Nakagawa: "Solar Nebula to Protoplanetary Disks" Planetary People. 4. 215-221 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] N. Tajima and Y. Nakagawa: "Evolution and Dynamical Stability of the Proto-Giant-Planet Envelope." Icarus. (to be published.). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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