研究課題/領域番号 |
07640427
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・核・宇宙線
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研究機関 | 高エネルギー加速器研究機構 |
研究代表者 |
佐々木 節 (1997) 高エネルギー加速器研究機構, 計算科学センター, 助手 (50259983)
尼子 勝哉 (1995-1996) 高エネルギー物理学研究所, 物理研究部, 助教授 (50044772)
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研究分担者 |
吉田 肇 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (10111775)
森田 洋平 高エネルギー加速器研究機構, 計算科学センター, 助手 (00212267)
神前 純一 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助手 (60169787)
尼子 勝哉 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 助教授 (50044772)
佐々木 節 高エネルギー物理学研究所, データ処理センター, 助手 (50259983)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 測定器シミュレーション / 大規模ソフトウェア / GEANTプログラム / オブジェクト指向解析 / 設計 / オブジェクト指向プログラミング / オブジェクト指向データ・ベース / 高エネルギー物理学実験 / 大規模ソフトウエア・プログラム / CEANTプログラム |
研究概要 |
高エネルギー物理学実験において、データ収集・解析を扱うソフトウェア・システムは、実験を進めていく上で、測定器というハードウェア・システムと同等の重要性を持つ.しかし、ともすれば進捗状況が目に見え、しかも実験コストに直接からむ測定器建設に重点が置かれ、ソフトウェア・システムの建設が軽視されることがしばしば起ってきた.これと表裏一体をなすものとして、高エネルギー物理学実験で必要とされる各種ソフトウエアの設計製作技術の確立に向けた研究が軽視されてきた.これは、実験で必要とされる測定器については、その設計製作に関する研究開発が活発に行われ、その成果に基づいて測定器が建設されるのと大きな対比をなす.しかしながら、実験規模が増大し、必要とされるソフトウエアが複雑かつ大規模化してくるとともに、ソフトウエア設計製作技術の確立は実験全体の成否を左右することとなる.本研究では、ソフトウェア工学手法の一つであるオブジェクト指向解析/設計技術に的を絞り、その適用性の評価研究を高エネルギー物理学実験で汎用に使用されている大規模ソフトウェアである測定器シミュレータープログラムに対して行うのを目的とした.オブジェクト指向技術の高エネルギー物理学実験での有効性は、今まで幾度か主張されているところであるが、それを既存の稼働中の大規模ソフトウェア・システムと定量的に比較する事によって検証することは、行われていなかった.この研究の遂行により、オブジェクト指向解析/設計技術の高エネルギー物理学実験での有効性の結論を得ることを第一義の目的とした.3年間の研究を通じて、オブジェクト指向技術のHEPへの適応性の検証、この新しい技術によるHEPソフトウェア製作手法の革命的転換、国際協力によるソフトウェア開発手法の確立、低エネルギーから超高エネルギーにわたる実験で使用できる測定器シミュレーターの開発を達成した.
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