研究課題/領域番号 |
07640499
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性一般(含基礎論)
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
松原 史卓 東北大学, 工学部, 教授 (90124627)
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研究分担者 |
白倉 孝行 岩手大学, 人文社会学部, 助教授 (90187534)
中村 統太 東北大学, 工学部, 助手 (50280871)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | スピングラス / 希薄磁性合金 / シミュレーション / RKKYモデル / サイトランダム / 双極子相互作用 / 希薄磁性金属 / クラスター熱浴法 / リエントラント相転移 |
研究概要 |
1。金属スピングラスのHMCSDシミュレーション 新たに開発したシミュレーションプログラムにより以下の研究を行った。 (1)強磁性臨界濃度を決定し、相図を明らかにした。 (2)臨界濃度直上では、強磁性相が温度の低下と共に不安定化する。我々は双極子相互作用を含む希薄性体のシミュレーションを実行し、双極子相互作用がこの原因で有ることを見いだした。 後者はリエントラントSGの出現機構の解明につながるものとして注目されている。 2。磁性イオン混晶系の研究 金属SGの研究で、SG相の本質が磁性イオンのランダム分布(サイトモデル)にあるとの仮説を得た。そこで、この点を明らかにするために強磁性イオンと反強磁性イオンの混晶系のシミュレーションを行い、以下の知見を得た。 (1)SG相は2次元系ではないとされてきた。2次元IsingモデルでSG相の存在を指摘した。 (2)Heisenbergモデルで強磁性相と反強磁性相が共存する新しいタイプの磁気秩序が存在可能であることを明らかにした。実験的研究が期待される。 3。新しいシミュレーションアルゴリズムの開発 スピングラスは典型的な遅延緩和系で有り、その研究には膨大な計算時間が必要である。申請者等はこの研究で更に2つの効率的シミュレーションアルゴリズムを開発した。
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