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火山性カルデラ湖における溶存ガス成分の定量

研究課題

研究課題/領域番号 07640651
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 地球化学
研究機関東京大学

研究代表者

石橋 純一郎  東京大学, 理学部, 助手 (20212920)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードカルデラ湖 / 溶存気体成分 / 二酸化炭素 / メタン / ヘリウム / 物質フラックス
研究概要

火山性カルデラ湖として十和田湖を調査対象として選び、平成7年9月に湖水試料の採取を行って、その試料中の溶存気体成分の定量を行った。十和田湖は、水温の鉛直プロファイルから中湖の水深150m付近に温泉の噴出があることが推定されている。
本研究の成果として以下に述べるような知見が得られた。第一に、温泉水は二酸化炭素に富んでおり湖水中に濃度異常が検出される。第二に、温泉水により供給されるメタンも湖水中に濃度異常を作り出しており、さらにこの濃度異常は微生物の活動を活性化している。第三に、これらのガス成分がマグマ性成分であることは、ヘリウム同位体比異常により支持される。
当初計画していた時期をおいた2回の調査を行うことはできなかったが、以上に述べた本研究における成果から、火山性カルデラ湖の湖水試料の分析が島弧の火山活動に伴うガス成分のフラックスを定量する上で重要なデータを提供することがあきらかになった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] J.Ishibashi,R.Nishimura et al.: "Carbon isotopic composition of carbon dioxide and wethane dissolved in crater lake water,Lake Towada" Limnology and Oceanography. (発表予定).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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