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超微量分析法による海洋表層における硝酸態窒素の高精度鉛直分布の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07640655
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 地球化学
研究機関静岡大学

研究代表者

神田 穣太  静岡大学, 理学部, 助教授 (60202032)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード海洋 / 一次生産 / 硝酸態窒素 / 窒素サイクル / 有光層 / 新生産フラックス / 硝酸同化 / 化学発光法
研究概要

高感度減圧化学発光検出器(アナテックヤナコECL-88-US-D)を導入し、化学発光法による超微量硝酸態窒素の分析システムを開発した。導入した検出器は従来研究代表者が使用していたものより感度が2桁程度高く、またシグナル強度の安定性が極めて高い。さらに試料処理部に改良を加え、10ポートバルブを用いて2流路系を切り替えることにより試料処理速度を倍増させると共に、試料導入部にオートマティックディスペンサーを使用することにより試料水の導入体積を厳密に制御できるようにした。この結果、硝酸態窒素100nMレベルでの繰り返し測定誤差を1nM(10回測定)以下にすることができた。一方、平成7年8月の東京大学海洋研究所「淡青丸」研究航海において紀伊半島沖の黒潮海域で、また11月の海洋科学技術センター「かいよう」研究航海で東シナ海で観測を行った。これらの観測では光合成有効放射、植物色素、水温、塩分、密度などの鉛直連続プロファイルを得ると共に、硝酸濃度躍層付近を中心に5-10mおきに硝酸態窒素測定用の試料を採取した。この試料は採取後直ちにスルファニルアミド処理を行って大気中のNOxによる汚染を防ぎ、凍結して研究室に持ち帰った。現在のところ前述の分析システムを用いて硝酸態窒素濃度の測定を行うと共に、測定が終了して硝酸態窒素濃度の鉛直分布のデータが得られた観測点について、有光層の鉛直物理構造、生物消費の鉛直構造などの関係について定量的な解析を試みている段階である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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