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シガトキシンの全合成研究

研究課題

研究課題/領域番号 07640702
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 有機化学
研究機関東北大学

研究代表者

大石 徹  東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (90241520)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1995年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードシガトキシン / 全合成研究 / ポリエーテル / 中員環 / 海産毒
研究概要

1.珊瑚礁周辺の魚介類によって広範囲に起こり,年間2万人以上が中毒するシガテラ中毒の原因毒であるシガトキシン(1)は,中員環を含むA〜Mまでの13個の環状エーテルがトランスに縮環した複雑な化合物でる。この巨大分子1の絶対配置の決定および全合成は,有機合成化学的に興味深いテーマである。
2.私は,1を4つのフラグメントに分け,それらを連結する収束的な合成ルートを計画し,それに基づいて合成研究を行った。まず,環化反応を用いて合成することがエントロピー的に不利と思われる中員環部分を,環拡大反応を利用して構築する事にし,共通の合成中間体からメソ型7,8および9員環エーテルをそれぞれ合成する事に成功した。また,これらを酵素反応を利用した不斉アセチル化により,良好な選択性で光学活性体に誘導する事にも成功した(投稿準備中)。また、側鎖を含むAB環部分をD-グルコースから立体選択的に合成し,励起子キラリテイー法を用いて1の絶対配置を決定する事に成功した(発表済)。更に,LM環部を光学活性なアリルアルコールから立体選択的に合成する事にも成功した(投稿準備中)。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hiroki Oguri: "Enantio-Controlled Synthesis of the AB Ring Moiety of Ciguatoxin" Synlett. 1252-1254 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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