研究課題/領域番号 |
07640842
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
生態
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
厳佐 庸 九州大学, 理学部, 教授 (70176535)
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研究分担者 |
武田 裕彦 九州大学, 理学部, 助手 (90253400)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 生活史 / 進化的安定 / 移動率 / 格子モデル / 環境変動 / ニューラルネットワーク / 配偶者選択 / 進化サイクル |
研究概要 |
変動環境と空間的不均一な生息場所での生活史進化に関するモデルを掲載した。そこでは環境の攪乱のタイミング(たとえば最終の寒冷日など)に不確実性がある場合に生活史の事象(鳥の抱卵日、種子の発芽など)の表現型に多型が進化する状況について、調べた。競争の有利さに頻度依存性がある場合、部分集団にわかれていて個体群調整がそれぞれで生じる場合、全集団が同期していてそれが変動する場合、の3つがありうることを示した(巖佐、Simon A. Levinと共著)。 江副日出夫(大阪女子大学)とともに移動型の子と定住型の子の産出比率が、局所集団および全体集団の密度に依存して決まるように進化する状況をニューラルネットを用いてモデル化した。これは執筆中である。空間的不均一を考慮した個体群動態を扱うために、森林のギャップ動態や樹種の共存(久保拓弥・古本尚貴と共著)、多年生草本の個体群動態などに格子モデル(原田祐子と共著)を発展させた。それはいくつかの論文として印刷中である(巖佐)。 変動を進化の結果つくり出すことの可能性はこれまで病原体と宿主との間の種間共進化で言われてきたが、1種の形質が一定環境で変動し続けるということは有り得ないとされてきた。ここでは新たに、雌が配偶者選択の基準としても用いる雄の形質と雌の好みとの間にサイクルを描くような進化的変動が生じることを明らかにし、その進化サイクルの周期や大きさなどについて論じた。これはすでに掲載された(Iwasa and Pomiankowski, 1995. Nature)。 その他、ゲノミックインプリンティングの進化を性のコンフリクトの現われとしてとらえる理論的研究をすすめた(巖佐・武田、望月敦史と共著)。
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