研究課題/領域番号 |
07640846
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生態
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
鈴木 惟司 東京都立大学, 理学部, 助教授 (40128575)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | メグロ / 小笠原 / 母島 / さえずり / 生息数 / 評価法 / 生息数評価法 |
研究概要 |
1)従来精度が低いまま行われているメグロの生息密度評価を改善するために、次の方法について調査検討した。 メグロは一般的にはまれにしかさえずらないが、日の出30分ほど前から15-20分ほどは例外的に盛んにさえずる(song burst;Suzuki,1983)。この行動を利用することにより、生息するオス密度を正確に推定することができると思われる。そこでなわばりオスの生息数が知られている母島御岳神社の山林において、早朝さえずりによる生息数推定法(song burst法)の検討をおこなった。 晴れ若くは一時曇りの早朝午前3時45分頃に調査地に行き、さえずり個体の初認(午前4時過ぎ)3分後から調査地全体(約2ha)をカバーするルートを15-20分かけて足早に移動しつつさえずり個体の位置と数を記録し、オス生息数を推定した。これらを季節を変え、各調査行あたり3-4回(日数でもある)行った。なお生息数は調査時ごとに異なったが、各調査にあたり、調査者はオス生息数を事前には知らされていない。この調査の結果、song burst法により、晴れた日には、通常、なわばりオスの90%近い個体を検出できることが判った。 2)オガサワラカワラヒワの生息密度評価法についての現地調査は、現場に赴いたものの、天候その他の事情により十分に行いえなかった。そこで今回の報告は主に筆者自身のものを含む文献調査に依存せざるを得なかった。しかしその調査の結果、母島属島の調査を集中的に行う必要のあることが鮮明になった。
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