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シロイヌナズナの花茎の重力屈性に関する遺伝学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 07640859
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 植物生理
研究機関京都大学

研究代表者

田坂 昌生  京都大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (90179680)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードシロイヌナズナ / 重力屈性 / 突然変異
研究概要

シロイヌナズナの花茎は典型的な負の重力屈性反応を示す。この反応は重力刺激の感受・刺激の伝達・屈曲反応の3つの素過程から成り立つ。この花茎の重力屈性反応に異常を示す13の突然変異株を既に単離していたが、それらが6つの遺伝子座(SGR1-6)に分けられることを明らかにした。そして各変異株について生理学的解析を行なった結果、これらの変異株の共通の性質として花茎を倒したときに屈曲が全く起きないか遅れてみられること、側枝が真上を向かないこと、正常な光屈性を示し斜めから光を当てて育てると直接光の方向に花茎が伸びることが挙げられた。これらの性質からこれらの遺伝子群は重力屈性反応の中でも刺激の感受か伝達に関係する遺伝子であり茎細胞の伸長に関係するものではないことが示された。また、sgr1,2,4は花茎と胚軸が重力屈性異常を示し、sgr3,5,6は花茎のみが重力屈性異常を示すことを明らかにし、このことから重力屈性反応の機構の一部が花茎・胚軸・根で遺伝的に異なることが明らかにした。さらに、これらの遺伝子について子細なマッピングを行った所、SGR1は染色体3番の下部、SGR2は染色体1番の中央、SGR3とSGR4は染色体5番の中央付近、SGR6は染色体2番の上にマップされた。SGR5はまだ正確に染色体の位置が同定されていない。これらのうちSGR1,2,4は更に子細な解析を行うと共に近傍のDNAマーカーとの組換えラインの作製を行っており、それに基づいて遺伝子歩行による遺伝子の単離を始めている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Fukaki H., Fujisawa H. & Tasaka M.: "How do plant shoots bend up?-The initial step to elucidate the molecular mechanisms of shoot gravitropism using Arabidopsis thaliana."" J. Plant Res.(in press).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Fukaki H., Fujisawa H. & Tasaka M.: "Gravitropic response in florescence stems in Arabidopsis thaliana." Plant Physiology. (in press).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Fukaki H., Fujisawa H. & Tasaka M.: "SGR1,SGR2 and SGR3: Novel genetic involved in shoot gravitropism in Arabidopsis thaliana."" Plant Physiology.(in press).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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