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下等脊椎動物における水、電解物質代謝ホルモンの作用部位

研究課題

研究課題/領域番号 07640885
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 生物形態・構造
研究機関富山大学

研究代表者

内山 実  富山大学, 理学部, 教授 (50095072)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1995年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード魚類 / 両生類 / 水,電解質代謝 / 心房性Na利尿ホルモン / 下垂体後葉ホルモン / ネフロン / 膜電位 / cGMP
研究概要

本研究は、下等脊椎動物における水電解質代謝に関与するホルモンについて、作用と作用部位を明らかにすることを目的として行い、以下の結果を得た。
1.組織、細胞レベルの研究
(1)魚類と両生類の単離ネフロン分節における水電解質代謝ホルモン依存性メッセンジャー生成量の測定ウシガエル、ウナギの腎臓をコラゲナーゼ処理し、腎組織をネフロンの各部位別に分けて、ホモロガスな心房性Na利尿ホルモン(ANP)を含む培養液中で20分間培養した。ウシガエルでは糸球体と近位細尿管と膀胱膜でcGMPの増加がみられた。一方、ウナギでは近位細尿管のみでcGMPの増加がみられた。これらの結果は、現在続行中である。また、副甲状腺ホルモンは、ウシガエル腎ネフロンのcAMP上昇を引き起こさない。
2.器官。個体レベルの研究
(1)生体膜輸送の測定
ウシガエルの皮膚と膀胱膜、ミシマオコゼの膀胱膜と胆嚢膜と口腔内膜の生体膜輸送に与えるANPの作用をUssing装置を用いて調べた。ミシマオコゼではいずれの生体膜も膜電位が0〜4mV以下で、ANPと下垂体後葉ホルモン(AVT)による作用は明らかでない。ウシガエルの皮膚でのANPの作用は低濃度(10 pM)ではNa輸送を促進し、高濃度(100 nM)ではAVPで促進されたNa輸送を阻害する。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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