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花形態形成遺伝子による被子植物の花の起源と進化の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07640924
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 系統・分類
研究機関千葉大学

研究代表者

伊藤 元己 (伊藤 元巳)  千葉大学, 理学部, 助教授 (00193524)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1995年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード被子植物 / イチョウ / ドクダミ科 / モクレン科 / MADS遺伝子 / キンポウゲ科 / MADS-box遺伝子 / 花 / 形態形成遺伝子 / MADS-box / floral organ gene / Angiosperms
研究概要

被子植物はがく,花弁,雄蕊,雌蕊の各器官で構成される花を持つことが特徴であり,この花はいろいろな群で多様な形態に分化している.本研究は,被子植物の花の起源とその初期進化にを解明する目的で花に原始的形態を残していると認められている被子植物と裸子植物を用い、花の形態形成に重要な働きをしていると考えられているMADS-Box遺伝子の単離と解析を行った。
材料として被子植物のコブシ(モクレン科),ドクダミ(ドクダミ科),タガラシ、シュウメイギク、センニンソウ(キンポウゲ科),および裸子植物のイチョウ(イチョウ科)を用いてRT-PCR法によりMADS-box遺伝子のクローニングを行った.その結果、各植物で15,12,14,10,13,5個のMADS-box遺伝子の単離に成功し、その塩基配列を決定した。今回得られた各遺伝子の塩基配列と既知のMADS-box遺伝子の塩基配列を用いて分子系統樹を作成した。その結果、各植物からのMADS-box遺伝子は同一のクラスターにならず、それぞれがサブグループを形成する系統樹が得られた。これは被子植物の進化の初期においてMADS-box遺伝子がすでに多様に分化していたことを示している。また、裸子植物から被子植物への進化、および被子植物での進化の過程においてMADS-box遺伝子が遺伝子重複し、それぞれ異なった役割を担うようになったことを示唆する結果も得ている。
それぞれの植物において各遺伝子がどのような役割を果たしているかを比較するため、in situ hybridizationによる解析を行った。現在、この解析が完了したのはドクダミのAGホモログであるHAG1遺伝子だけであるが、HAG1はAG遺伝子と同様に雄蕊と雌蕊で発現が見られた。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 伊藤元己: "被子植物の花の進化と花形成ホメオティック遺伝子." 遺伝. 49. 35-40 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Motomi Ito: "Evolution of flower and floral homeotic genes" Iden. 49, No.12. 35-40 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 伊藤元己: "被子植物の花の進化と花形成ホメオティック遺伝子." 遺伝. 49・12. 35-40 (1995)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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