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日米混血児の成長の縦断的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07640955
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 人類学(含生理人類学)
研究機関大妻女子大学

研究代表者

芦澤 玖美  大妻女子大学, 人間生活科研究所, 教授 (90086554)

研究分担者 熊倉 千代子  大妻女子大学, 人間生活科研究所, 助手
研究期間 (年度) 1995 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1997年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1995年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード成長 / 日米混血児 / 個人追跡 / 思春期成長パターン / 遺伝と環境 / 成長パターン
研究概要

1946-1965年出生の日米混血児の身長,体重,胸囲,下肢長の追跡測定値を解析した.全149名の成長折線を描き,厳密なデータ・チェックの後,10年以上追跡調査できた88名に対し各項目のスプライン平滑化成長曲線を描き,成長速度曲線と思春期スパートのパラメータを求めた.そして,149名のデータセットは混合縦断解析,88名のデータセットは縦断解析の対象とした.
黒人系混血児と白人系混血児の比較(縦断研究)身長は女では黒人系が高く,男では17歳までは黒人系が,その後は白人系が高い.体重は男女ともに低年齢では白人系が重く,その後は逆転する.胸囲は女では9歳までは白人系が太いが,男では黒人系が常に太い.下肢は男女とも黒人系が長いが,17,18歳以後差は縮小あるいは逆転する。胸囲以外のパラメータ出現年齢はともに女が男より2,3年早い.白人系女のこれらのスパートは非常に強い.ピーク年齢は下肢長,身長,体重,胸囲の順で,女では最後に初経年齢がくる.
日米混血児と両親集団(日本人および米人)の比較(混合縦断研究)混血児の身長曲線は,男女とも低年齢時には日本人の曲線に近いが,その後黒人系は米黒人の,白人系は米白人の曲線に近づく.黒人系の体重は米黒人の曲線と一致して増加するが,白人系の体重は日本人の曲線に近づく.胸囲は低年齢では男女とも日本人と一致して推移するが,その後急増する.混血児の身長に対する下肢の相対的な長さは,全年齢を通して米人より短い.
混血児女子と日本人女子の比較(縦断研究)Take-off時身長は混血児が低いが,ピーク時身長は同じであった.初経時身長は日本人,白人系,黒人系の順である.体重スパート,Take-off時とピーク時胸囲は混血児が大きい.初経時胸囲は日本人と黒人系はほぼ同じであるが,白人系はより太い.
白人系混血児とヨーロッパ人の身長成長の比較(縦断研究)男女ともに混血児はスパート開始とピークが早いが,すべてのパラメータ出現時の身長は低い.Take-off時身長の男女差は混血児で大きい.

報告書

(4件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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