• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

選択成長を用いたGaNバルク単結晶の高品質化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07650011
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 応用物性・結晶工学
研究機関名古屋大学

研究代表者

平松 和政  名古屋大学, 工学部, 助教授 (50165205)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1995年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード窒素化ガリウム / バルク単結晶 / ハイドライド気相成長 / 選択成長 / バッファ層
研究概要

現在、窒素化ガリウム(GaN)のバルク単結晶を作製するために、王水でエッチングしてGaN厚膜とサファイア基板と分離している。しかしながら、ハイドライド気相成長法(HVPE)では、GaNの成長速度が大きいため、サファイア基板の側面上にもGaN成長するので、ZnOの界面がGaNに覆われてしまい、ZnOを王水でエッチングすることが困難となっている。ZnOをエッチングするために成長した基板の縁を切り落とし、側面上GaNを除去する必要がある。基板切断の際にサファイア基板との界面に発生したマイクロクラックによりGaN膜が小さく割れてしまい、大面積GaNバルク単結晶が得られない。そこで、GaNの選択成長技術を用いて、GaNバルク単結晶の大面積化を試みた。サファイヤ基板上にZnOバッファ層を堆積させた後、得た基板の縁のみにSiO_2を堆積させた。作製した基板をHVPE法によりGaN単結晶を成長させるとSiO_2上には全くGaNが成長しておらず、ZnOバッファ層上のみにGaNが成長する。この結果によりHVPEにおいてはじめて選択成長を成功させ、GaNの側面にまでの成長を抑制することができた。
さらに、選択成長において四辺状の窓パターンを用いるため、GaN結晶の結晶面と平行する{1120}方向では直線状の境界線が観測されたが、その方向と垂直する{1100}方向では、界面の形状が鋸の歯状であることが分かった。
今後、この選択制を維持させながら、厚いGaNを成長させ、GaNバルク単結晶が容易に作製できることが大いに期待できる。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T.デ-トプロム、平松和政他: "The Analysis of the Shallow and Deep Levels of Mg-Doped GaN by DLTS and Hall Meaurement" Proceeding of the Symposium on Wide Bandgap Semiconductors and Devices The Electrochemical Society,Inc.95-21. 50-54 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] T.デ-トプロム、平松和政他: "The Selective Growth in Hydride Vaper Phase Epitaxy of GaN" Proceeding of International Conferences on Silicon Carbide and Related Materials-1995. (掲載予定).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi