研究課題/領域番号 |
07650055
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用光学・量子光工学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
内海 通弘 九州大学, 大学院・総合理工学研究所, 助教授 (10213430)
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研究分担者 |
前田 三男 九州大学, 工学部・電気工学科, 教授 (80037910)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | レーザーレーダー / 差分吸収ライダー(DIAL) / 地球温暖化 / リモートセンシング / メタン / 二酸化炭素 / アレキサンドライトレーザー / ターゲットライダー(LPAL) |
研究概要 |
赤外域の各波長におけるDIAL計測の検知下限についてのHITRAN分光データを用い詳細なシミュレーションを行った。その結果、地球温暖化に関連したCO_2、CO、CH_4、N_2Oの4分子については、距離分離DIALが実現可能であることが判明した。 次に、アレキサンドライトラマンレーザーを用いて吸収線への同調を行った。アレキサンドライトラマンレーザーの同調域が限られているため、最適ラインには同調できないが、DIAL計測に必要な同調技術の開発を行った。吸収線への同調にはOG法とPAS法を併用して行った。室内の音響ノイズをさけるためPASセルを二重管にし、セルの中を真空に引き測定対象分子を詰められるように改良したものを用いた。本研究では、4分子の中でもCO_2分子への同調実験を行った。実際、同調したCO_2吸収線を用いて、ターゲットライダー(LPAL)では光路長180mで測定し、HITRAN分光データを用いて、吸収プロファイルのシミュレーションを行ったところ、実際の二酸化炭素了330ppmと一致した。最適ラインでなくても400m程度はDIAL計測できることがわかった。さらに測定域を拡大するには最適吸収線を用い、レーザーエネルギーを大きくし、望遠鏡を大きくすればよい。これは、OPOなど最適ラインに同調できるレーザーを適用することで可能になる。
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