研究概要 |
有限要素構造解析を並列コンピュータ,とりわけ超並列コンピュータによって行なう場合、剛性マトリックスの作成,剛性方程式の解法,などが主要な点となる。とりわけ剛性方程式の解法がキ-ポイントであり,この部分の並列解法が高速計算を左右する。剛性方程式の解法としては,領域分割法,スカイライン法などがあるが,色々調査し,試行的計算を行なった結果内緒形式のスカイライン法が並列,超並列計算に有効であるとの結論に達した。そこで内結形式のスカイライン法に基づく,3次元合成解析プログラムを作成し、並列コンピュータCONVEX, CRAY上で走らせてみて10cpo程度の計算機で有効であることを実証した。今回は,色々の事情の為100cpu程度の超並列計算機にかけられなかったが,アルゴリシズム上,100cpu程度でも充分有効なソフトウェアであることが提案される。
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