研究課題/領域番号 |
07650137
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械工作・生産工学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
横山 和宏 新潟大学, 自然科学研究科, 助教授 (00018673)
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研究分担者 |
田村 武夫 新潟大学, 工学部, 助教授 (90115048)
岩部 洋育 新潟大学, 工学部, 助教授 (80018910)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1995年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | ダイヤモンドバイト / 乾式・超精密切削 / 切削抵抗 / 工具温度 / 刃先後退量 / 切削面粗さ / 切りくずの観察 / ダイヤモドバイト / ヒートシンク / 乾式切削 / 超精密切削 / 工具磨耗 / 温度 / 面粗さ |
研究概要 |
バイトのシャンク表面に作成したNi-Pメッキに含まれる微粒ダイヤモンドは約4wt% (6.6Vol%)と少ないので、メッキ層の熱伝導率はヒートシンク層として十分でないことが分かった。湿式切削での切削抵抗は安定した値を示すが,乾式切削における切削抵抗は安定しない。これは切削熱による膨張にもとづき、真の切込み量が変動することによるものと考えられる。乾式の場合のバイトの温度上昇は、湿式の場合の約3倍であった。バイトの磨耗による刃先後退量は極めて小さいが、バイトを切り込み方向にのみ切り込んで得た刃先の転写輪郭を表面粗さ計で測定し、その形状変化から求め得ることが分かった。湿式切削における加工面粗さは理論粗さにほぼ等しいが、乾式における粗さは理論値の数倍であった。採取した切りくずを観察したところ、切りくずの自由面側にはせん断変形によると考えられる層状組織が全面にわたって認められる。バイトすくい面と接した側の表面には切りくずの長手方向に、すくい面との擦過によると思われる明瞭な筋が多数認められる。またこの筋に沿って小さな穴が分布したり、切りくずが分離して幅の小さい切りくずが数多く見られることが分かった。 乾式切削においては、超精密加工面にとって是非とも必要である鏡面が得られなかった。
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