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量子効果を用いたレーザ光マイクロエンジンに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07650216
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 流体工学
研究機関東京都立大学

研究代表者

太田 正廣  東京都立大学, 工学部・機械工学科, 助教授 (80094259)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1995年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード希薄気体力学 / 分子気体効果 / マイクロマシン / レーザ光マイクロエンジン / 量子効果 / レーザトラッピング / ラジオメトリック力 / 熱流力 / レーザトラップ / 分子気体力学 / 量子力学 / 光圧力 / フォトン
研究概要

最近、新たな原理に基ずくマイクロマシン用動力源の開発・マイクロ化により発生する流体物理現象の解明が重要課題として認識されてきた。これまでの研究によれば、表裏で可視光吸収率の異なるロータを有する光マイクロエンジンは気体分子の集団移動現象によりロータは回転しているが、その発生したトルクは非常に微少である。したがって、マイクロ化により固体表面同士の接触により生ずる摩擦などはせっかく発生させた駆動トルクの損失を増大させているので極力少なくさせることが重要であることが明らかにされている。そこで、本研究では顕微鏡付レーザ光マイクロエンジンを創製し、希薄気体効果と量子効果を応用したエンジン特性を実験的に明らかにすることを目的とする。
本研究ではまず、幾何光学理論を用いてレーザ捕捉が可能なレーザ焦点位置を明らかにした。さらに主要研究設備備品である顕微鏡付レーザ光マイクロエンジンを設計制作した。レーザの集光には落射型蛍光顕微鏡を用いた。レーザ光はビームエクスパンダで広げた後、顕微鏡光学系で集光して、回転ロータに対して横から入射させる。戻ってくるレーザ光はダイクロイックミラとフィルタでカットし、同時に横から照明光を照射し回転ロータを同じ顕微鏡光学系で観察することができる構造にした。回転ロータやレーザ光位置決めは、回転ロータなどをのせたステージを移動させて行う。直径5ミクロンおよび10ミクロンのロータボス部分はポリスチレンラテックスを用いた。514.5nm波長のアルゴンイオンレーザなどは現有設備を用いた。回転ロータが設置されている微小ガラスボックスに純粋を満たし、10ミリワット程度のレーザを照射した場合、重力にて落下する微粒子はレーザ照射によりその進行方向特にレーザ強度が大きい方向に集積されるのがビデオ観察され捕捉されたことが実証された。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 太田正廣,他: "レーザビーム照射された超微粒子の挙動に関する研究" 日本機械学会講演論文集. (発表予定). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 太田正廣 他: "分子量がレーザ光マイクロエンジン性能に与える影響" 日本機械学会第74期全国大会講演論文集. (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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