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アセタール加水分解反応による冷熱発生

研究課題

研究課題/領域番号 07650240
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 熱工学
研究機関東京工業大学

研究代表者

神沢 淳  東京工業大学, 工学部, 教授 (80010908)

研究分担者 関口 秀俊  東京工業大学, 工学部, 助手 (50226643)
渡辺 隆行  東京工業大学, 工学部, 助教授 (40191770)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードケミカルヒートポンプ / アセタール加水分解 / 反応速度 / アンバーリスト / 冷熱発生
研究概要

現在ヒートポンプは省エネルギー技術の一つとして、冷蔵庫や空調機器など様々なところで利用されている。しかし最近は環境問題の点から、フロンを用いないケミカルヒートポンプ(CHP)が注目されている。本研究では冷熱発生用CHPへの利用として、アセタール加水分解反応に着目した。
アセタール加水分解反応は、アセタールと水からエタノールとアセトアルデヒドが生成する。この反応は吸熱反応であり、その反応速度は低温においても速い。またこの反応をCHPに利用する場合、この液相反応の反応熱だけを冷熱発生に利用する。なおこの反応には酸触媒が必要であるが、本研究では反応器の腐食の問題がなく、反応後の溶液からの分離が容易である固体酸触媒を用いた。またサイクルを組んだ場合、分離に必要なエネルギーには工場排熱を利用することを考えている。
アセタール加水分解反応のエタノールの影響について調べた。この反応は、はじめ二相に分離していた反応溶液が、時間が経つにつれて生成物であるエタノールの割合が増えてくると、一相に溶け合い、その結果反応速度が速くなる。そのためCHPに利用する場合には、吸熱側反応器に入る前の反応溶液は、あらかじめ一相にしておいた方が有利であることがわかった。またこの反応の律速段階を決定した。この反応は大きく四段階に分けられる。既往の研究結果および、Langmuir-Hinshelwood機構を仮定した反応速度式と反応速度実験の結果から、中間生成物であるヘミアセタールの生成過程を律速段階と決定した。そしてこのときの反応速度式の中の各定数を、最小2乗法を用いた回帰計算により求めた。また各定数をアレニウスプロットしたグラフから、それぞれの活性化エネルギーと頻度因子について求めた。またこの反応系をCHPに利用した場合の例として、分離に蒸留を用いた場合の成績係数の計算を行い、サイクルを組んだ場合について検討を行った。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 秋山直也、渡辺隆行、神沢淳: "アセタール加水分解系ケミカルヒートポンプにおける冷熱発生機構" 化学工学会第28回秋季大会研究発表講演要旨集. 2. 47- (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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