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ウェーブレット解析による各種非線形応答の特徴抽出に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07650284
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 機械力学・制御
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

曽根 彰  京都工芸繊維大学, 工芸学部, 助教授 (20197015)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1995年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード信号解析 / ウェーブレット解析 / 非線形応答 / 直交ウェーブレット / 不連続性 / ヘルスモニタリング
研究概要

ウェーブレット変換は,時系列データの周波数分析に用いられる従来のフーリエ変換と異なり,周波数領域と時間領域の情報を同時に見ることが可能であるので,様々の非線形の特徴を捉えることが期待できる。そこで,本研究では,非定常な不規則波入力を基に,局所的な非線形特性がシステムの応答に与える影響を応答のウェーブレット変換により解析し,さらには各々非線形システム毎にその特徴を整理することを目的に,以下の項目を検討した。
(1)ロボットアームや配管を模擬した構造物にガタ,摩擦や弾塑性による非線形特性を局部的に付加したモデルを用いて得られる系の振動応答データをウェーブレット解析によって処理し,非線形特性の箇所(位置),非線形性の大きさ,不規則波入力の大きさなどを基にウェーブレット係数の特徴を整理した。その結果,系の非線形特性が強いほど,応答のウェーブレット係数に大きな変化を示すことがわかった。さらには,非線形応答の不連続性を調べるには,より滑らかなウェーブレットを採用する方が良いことも得られた。
(2)(1)の解析結果を基に,非定常入力を受るシステムの非線形特性の箇所(位置)および線形応答から非線形応答に変化する時間あるいはその逆をウェーブレット解析によって推定することを試みた。その結果ウェーブレット解析は,非線形特性が発生した時間を精度良く推定できることがわかった。をさらに,様々の非線形システムについてこの推定方法の適用限界などの検討を行い,非線形システムの応答抽出に一指針を与えた。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Akira Sone: "Health Monitoring System of Strutures based on Orthonormel Wavelet Transform" Proceedings of ASME/JSME PVP Conference. 312. 161-167 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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