研究課題/領域番号 |
07650290
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械力学・制御
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
玉城 史朗 琉球大学, 工学部, 教授 (80163666)
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研究分担者 |
棚原 朗 琉球大学, 理学部, 助教授 (00217100)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 熱蛍光 / 年代測定システム / 温度制御 / H無限大制御 / モデル予測制御 / 最適ディジタル制御 / ウェーブレット解析 / 年代測定 / スペクトル解析 / H無限大最適制御 / 温度制御系 / ウェーブレット変換 / 発光スペクトル / ウエーブレット変換 / 非線形特性 / 定速昇温制御 / ロバスト制御 / ウエーブレット解析 / アイオニウム法 |
研究概要 |
本研究では、TL年代測定の研究推進に貢献することを目的として、温度制御系の設計からTL測定に至るまでのTL年代測定用計測制御システムの研究開発を行った。 その成果を以下に述べる。 1)TL発光強度から年代を測定する場合には、規範的データと我々の計測した実験結果を比較することにより種々のノウハウを構築することが可能となった。 2)発光データに対し、時空間周波数解析法として有力な解析手法であるウェーブレット解析を適用することで、新たな知見が生まれた。 次に、試料を一定速度で加熱する定速昇温制御系の設計問題では次の手法を用いた。 1)近年、その理論が確立したロバスト制御法の範疇であるH無限大制御やモデル予測制御理論を積極的に導入し、改良を加えることにより、従来の制御法では実現できないような高精度(絶対値誤差±0.1%以内)の制御性能を発揮することが可能となった。 2)われわれが提案した最適ディジタル制御系の適用も試みた。この手法は、システムのステップ応答の情報から制御系を設計するという特徴を有するため、システム同定から制御系設計までを一貫して行えるという利点がある。この制御系をTL年代測定用計測制御システムに導入することで、温度制御系からTL発光強度測定までを統合的に実行するシステムを構築することが可能となった。 さらに、本研究で提案したディジタル式最適制御系は振動制御問題へ応用可能であることも明らかになった。
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