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有機光導電体を用いたイメージセンサの応答性の改善

研究課題

研究課題/領域番号 07650405
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 電子デバイス・機器工学
研究機関東京工芸大学

研究代表者

大塚 正男  東京工芸大学, 工学部, 教授 (60064268)

研究分担者 内田 孝幸  東京工芸大学, 工学部, 助手 (80203537)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード有機光導電体 / 熱刺激電流 / 光応答性 / トラップ準位 / 空間電荷制限電流 / DBAA / ジブロムアンサンスロン
研究概要

有機光導電体ジブロムアンサンスロン(DBAA)を用いたイメージセンサーにおいて、画像読み取り時間に直接関わる光応答性の改善を目的とした。この光応答性を改善するためにその主たる要因であるトラップ準位を温度特性、電界電流特性より検討した。
1)温度特性によるトラップ準位と応答特性
キャリア発生物質のDBAAとバインダーで構成した単層型センサーは応答速度が2000ms以上と遅い、このセンサーを熱刺激電流測定法(TSC法:本申請購入装置)で測定するとトラップ準位が、0.16eVと浅いことが明らかとなった。これが応答速度を遅くしている原因と考え、DBAAにキャリア輸送物質を添加したセンサーを作製して、応答速度を測定すると、1ms以下と実用的となった。同じくTSC法よりトラップ準位を測定すると0.23eVとなり、応答特性を向上させる結果となった。キャリア輸送物質の添加量を変化させたセンサーで最適な添加量が、TSC法によるトラップ準位の測定からも求められることが明らかとなった。
2)電界-電流特性
上記のセンサーに対して電界電流特性の測定を行い、このデータを用いてchildの式により電流性を解析したところ、キャリア輸送物質を添加したセンサーはオーム性電流が流れ、このため応答性が良くなる。これに対し、添加しないセンサーは空間電荷制限電流が流れ、キャリアの輸送効率が悪く、応答性が遅くなることが明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 大塚正男: "ジブロモアンタントロン有機光導電体を用いたイメージセンサの研究" 電子写真学会誌. 35. (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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