研究課題/領域番号 |
07650410
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報通信工学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
荒木 純道 東京工業大学, 工学部, 教授 (90016668)
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研究分担者 |
前川 仁 埼玉大学, 工学部, 助教授 (30135660)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1995年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 誤り訂正符合 / 代数幾何符号 / 高速復号法 / 信頼性情報 / 軟判定技術 / BCH限界 / 最大復号 / 復号回路 / 誤り訂正符号 / 最犬復号 / 最尤復号 |
研究概要 |
一般化最小距離復号法を高速に実現する方法を提案した。これは、katterによる「誤り位置・訂正符号対」の概念による復号アルゴリズムを補助多項式の導入によって、完全な逐次型アルゴリズムにしたものである。これによって、復号機のハードウェア構成が容易になった。また、これは、Welch-Berlekamp復号法の逆向き手順と見なせることがわかった。少し、多くの場合、誤りの発生は頻繁に起こるものでないので、常に複雑なシンドローム計算(パリティ個数の消失訂正)から始めなければならない。Welch-Berlekamp復号法に比べ、本復号は通常の硬判定に基づく誤り訂正であるので、シンドローム計算が容易であり、装置化も簡単であるという利点があることがわかった。このような復号法をまず1次元直線上に構成された符号であるBCH符号に対して適用し、その有効性を確認した。次に2次元平面上の助線上に構成された符号である代数幾何符号に対して発展させ、やはり、その妥当性を検証した。さらに、設計距離以上の誤り発生に対応できる復号法を提案した。これは、硬判定に基づき、消失・誤り・訂正を行うものである。従来提案されているBlahutの手法、堀口の手法よりも平均的な復号手間が1/6程度まで削減されることがわかり、やはり有効な復号法であることを実証した。
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