研究課題/領域番号 |
07650447
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報通信工学
|
研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
斎藤 利通 (斉藤 利通) 法政大学, 工学部, 助教授 (30178496)
|
研究期間 (年度) |
1995 – 1996
|
研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
|
配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1996年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1995年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
|
キーワード | カオス / カオス同期 / カオス制御 / 分岐現象 / 多重通信 / 秘匿通信 / ディジタル通信 / ニューロコンピュータ / 同期 / ニューラルキット / 分岐 / 学習 / スイッチ |
研究概要 |
近年、以下のような問題が、科学技術の諸分野で盛んに研究されている。 ・カオスに潜在する不安定周期軌道の安定化(カオス制御) ・カオス信号の同期現象とこれに関する分岐現象の解析 ・カオスの情報通信工学への応用 本研究では、これらの問題を電子回路を対象として考察し、以下のような成果を得た。 ・非自律微分方程式で記述される人工ニューロセルの呈する周期現象、カオス現象、およびこれらに関連する分岐現象を理論的に解明した。 ・同セルを用いて、断続的な平均場結合を基本とするネットワークを構成した。そして、系の呈する現象を分類し、各現象の発生するパラメータ領域を解明した。 ・インパルス的エラーフィードバックを用いた新しいカオス制御法を考察した。そして、同手法を人工ニューロセルに適用し、所望の不安定周期軌道を効率良く安定化でき、豊富な情報符号源を供給できることを明らかにした。 ・カオス的パルス系列を用いた新しい秘匿多重通信方式を考案し、その有効性を理論実験両面から確認した。特に、多重分離系は、自己組織化アルゴリズムを含んでおり、従来のものより優れた機能を持っている。斬新なものである。
|