研究課題/領域番号 |
07650497
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計測・制御工学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
雛元 孝夫 広島大学, 工学部, 教授 (50031141)
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研究分担者 |
棟安 実治 広島大学, 工学部, 助教授 (30229942)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1995年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 誤差スペクトル抑圧 / 誤差フィードバック / 量子化誤差 / 出力雑音の低減 / 2次元ディジタルフィルタ / 2次元有理伝達関数 / 状態空間モデル / M次元ディジタルフィルタ / 3次元有理伝達関数 |
研究概要 |
「高次誤差フィードバックを用いた多次元ディジタルフィルタの雑音低減化」において得られた成果は、以下の通りである。 1)2次元有理伝達関数で記述された2次元巡回形ディジタルフィルタに対する誤差フィードバックの最適設計アルゴリズムを開発した。さらに、コストの低減を目指して、誤差フィードバック係数が対称性または奇対称性をもつ準最適設計アルゴリズムも開発した。 2)Roesserによって提案された局所状態空間モデルで記述された2次元状態空間ディジタルフィルタを対象に高次誤差フィードバックの最適設計アルゴリズムを開発した。また、誤差フィードバック係数が対称または奇対称になる準最適設計アルゴリズムも開発した。 3)FornasiniとMarchesiniによって二度目に提案された局所状態空間モデルで記述された2次元状態空間ディジタルフィルタに対する高次誤差フィードバックの最適アルゴリズムを開発した。さらに、誤差フィードバック係数行列が対角になる準最適設計手法も開発した。 4)3次元有理伝達関数で記述された3次元巡回形ディジタルフィルタに対する高次誤差フィードバックの最適設計アルゴリズムを開発した。さらに、コストの低減を目指して、誤差フィードバック係数が対称性または奇対称性をもつ準最適設計アルゴリズムも開発した。 5)M次元局所状態空間モデルで記述されたM次元巡回形ディジタルフィルタに対する高次誤差フィードバックの最適設計アルゴリズムを開発した。さらに、コスト削減のために誤差フィードバック係数の数を制約した場合の準最適設計アルゴリズムも開発した。 これらの成果により、当初予定した研究目的はほぼ達成されたと考える。
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