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若材齢時のコンクリートのクリープモデルの構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07650528
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 土木材料・力学一般
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

梅原 秀哲  名古屋工業大学, 工学部, 教授 (70151933)

研究分担者 上原 匠  名古屋工業大学, 工学部, 講師 (60231172)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードクリープ / クリープひずみ / 若材齢コンクリート / レオロジーモデル / 温度応力 / 若材齡コンクリート / マスコンクリート / 若材齢
研究概要

マスコンクリートでは、セメントの水和熱に起因する温度応力がコンクリート打込み直後から生じる。打込み直後は、コンクリートがフレッシュな状態から硬化していく過程にあり、応力が小さくてもクリープひずみはかなり大きくなる可能性がある。そして、水和反応による温度履歴とともに、生じる応力も圧縮から引張へ転じるため、非常に複雑な挙動を示す。
こで本研究では、若材齢時のコンクリートのクリープ挙動を解明するために、コンクリートの配合、載荷応力および載荷材齢をパラメータとして、圧縮クリープ試験および引張クリープ試験を行った。さらに、若材齢時のコンクリートのクリープモデルを構築し、これらの実験結果と比較することにより、モデルの妥当性を検討した。その結果、以下の知見が得られた。
(1)圧縮クリープ、引張クリープのいずれにおいても、コンクリートの配合に関しては水セメント比が大きいほど、また強度に関してはその発現が遅いほど、specific creepが大きくなることが明らかとなった。
(2)圧縮クリープは、応力強度比50%以下で載荷応力とクリープひずみの線形性が成り立ち、それ以上では載荷応力の影響を受ける。一方、引張クリープは、載荷材齢3日、5日では、応力強度比20%以上については載荷応力とクリープひずみの線形性は成り立たない。また実験の範囲内では、同一応力強度比の引張クリープひずみは、載荷材齢に関わらずほぼ等しいことが明らかとなった。
(3)クリープ試験の結果をもとに、若材齢コンクリートのクリープひずみを5要素レオロジーモデルで表すことを試みた。圧縮クリープひずみは載荷期間、応力強度比、載荷材齢をパラメータに、一方、引張クリープひずみは、載荷期間、応力強度比をパラメータにして表すことにより、クリープ挙動を精度よく推定することが可能となった。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (10件)

  • [文献書誌] 後藤忠広: "若材齢コンクリートのクリープ挙動に関する研究" コンクリート工学年次論文報告集. 17・1. 1133-1138 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 入矢桂史郎: "若材齢コンクリートのクリープ回復挙動の定式化に関する一考察" 土木学会第51回年次学術講演会講演概要集. 51・V. 818-819 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 平本昌夫: "若材齢コンクリートのクリープを考慮した有効弾性係数の算定" 土木学会第51回年次学術講演会講演概要集. 51・V. 820-821 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Tadahiro Goto: "Studies on Creep Behavior of Early Aged Concrete" Proceedings of the Japan Cencrete Institute. Vol.17-No.1. 1133-1138 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Keishiro Iriya: "Equation of Evaluating Creep Recovery of Early Aged Concrete" Proceedings of the 51th Annual Conference of the Japan Society of Civil Engineers. No.5. 818-819 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Masao Hiramoto: "Effective Modulus of Elasticity Considering Creep Behavior of Early Aged Concrete" Proceedings of the 51th Annual Conference of the Japan Society of Civil Engineers. No.5. 820-821 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 後藤忠広: "若材齡コンクリートのクリープ挙動に関する研究" コンクリート工学年次論文報告集. 17・1. 1113-1138 (1995)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 入矢桂史郎: "若材齡コンクリートのクリープ回復挙動の定式化に関する-考察" 土木学会第51回年次学術講演会講演概要集. 51・V. 818-819 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 平本昌生: "若材齡コンクリートのクリープを考慮した有効弾性係数の算定" 土木学会第51回年次学術講演会講演概要集. 51・V. 820-821 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 後藤忠広: "若材齢コンクリートのクリープ挙動に関する研究" コンクリート工学年次論文報告集. 17-1. 1133-1138 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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