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鳴り砂に有効な波の洗浄作用と鳴り砂海岸復元に向けての人口鳴り砂の精製

研究課題

研究課題/領域番号 07650578
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 地盤工学
研究機関金沢工業大学

研究代表者

川村 國夫  金沢工業大学, 工学部, 教授 (20023327)

研究分担者 前川 晴義  金沢工業大学, 工学部, 助教授 (60113031)
山田 幹雄  金沢工業大学, 工学部, 助教授 (30175666)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1995年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード鳴き砂 / 保全・復元 / 波の洗浄 / 人工鳴り砂 / 精製
研究概要

本研究は,鳴り砂を対象にした「建設と環境の調和,共存」に関する社会資本整備への取組みであり,以下の2つの研究目的をもっていた。
1.鳴り砂海岸を今後とも保全するため,波の洗浄効果が期待でき,同時に鳴り砂の流出が防止できる最適な離岸堤構造物の決定。
2.既に消失してしまった鳴り砂海岸を復元するための人口鳴り砂の精製。
今年度は,上記目的のもとで以下の研究実績を得ることができた。すなわち,
1.石川県鳴り砂海岸千代浜の波と鳴り砂の浸食/堆積の現地観測の結果,汀線付近の波高80cm以上で浸食が,逆に,60cm以下で堆積が進行することを突きとめた。
2.この波高を発生させ,鳴り砂海岸を保全できる離岸堤は,沖合150mの位置に,幅60m,水面からの高さ2mのブロック構造物であることを明らかにした。
3.一方、人工鳴り砂は石英粒である珪砂を材料に,振動ボールミルによって洗浄,研磨すればきわめて感度高く精製できることを確立した。
4.精製時間は72時間以上,コストは7〜8万円/m^3程度であり,給湯装置の工夫を含めれば,今後の大量精製に道を拓くことができた。
以上,鳴り砂海岸の保全,復元に具体的に取組み,社会的にも技術的にもきわめて注目できる成果を得るに至った。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 川村國夫: "鳴り砂の音" 地盤工学誌「土と基礎」. 447. 27-31 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 川村國夫: "鳴り砂について" 運輸省第一港湾建設局港湾情報基礎調査報告書平6. 1-19 (1994)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 川村國夫: "鳴り砂と汚れ" 地盤工学誌「土と基礎」. 459. (掲載決定) (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 川村國夫: "鳴り砂の感度に対する汚れの影響について" 第30回土質工学研究発表会講演集. 2. 153-154 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 川村國夫: "空中写真からみた石川県鳴り砂海岸の長期的な汀線変化" 第50回土木学会年次学術講演会講演概要集. 第3部門. 1644-1645 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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