• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ネットワーク特性を考慮した震災後の道路網復旧システム

研究課題

研究課題/領域番号 07650628
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 交通工学・国土計画
研究機関日本大学

研究代表者

堀井 雅史  日本大学, 工学部, 専任講師 (00165581)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1995年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード地震災害 / 道路網復旧システム / 地震による通行規制期間 / 数量化理論
研究概要

地震による交通遮断は、地域全体の生産活動を停滞させ、住民の生活を脅かす恐れがあるため、地震災害による被害を最小限にし、災害時でも地域が孤立することのないような道路交通の確保は重要な課題である。そこで本研究は、まず被災条件に応じた地震による道路の通行規制期間に関する実態を把握するため、地震によって被災した道路・橋梁に関する資料を過去の震災より収集し、地震による通行規制期間に及ぼす要因について、統計的分析を試み、その影響の大きさについて検討を行うとともに、この通行規制期間の長期・短期を考慮して、ネットワーク特性指標を用いた震災後の道路網復旧過程の定式化を試みたものである。以下に得られた成果を示す。
1)地震による通行規制期間に及ぼす影響が大きい要因としては、被災形態、通行規制の内容、道路・橋梁の別などであることが理解された。特に被災形態において道路では決壊、橋梁においては上部工の被害が長期化する傾向にある。道路と橋梁においては橋梁の方が復旧に期間を要することを示した。
2)数量化II類によって、地震による通行規制期間の長期・短期分類について被災形態と通行規制の内容によってある程度説明が可能であり、通行規制期間の事前予測についての可能性を示した。
3)上述の統計分析結果より、宮城県沖地震時の道路・橋梁区間の被災状況によって、通行規制期間が短期と長期のものに分類し、それぞれについて復旧システムを構築した。
今後はシステムのより精緻化を計り、ひとたび地震が発生し、通行規制が実施されると、各被災区間の復旧に要する期間をある程度予測でき、かつ規制期間に応じた合理的な復旧優先順位を与えうるシステム作りを目指す予定である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 堀井雅史: "地震による被災特性を考慮した道路の通行規制期間に関する統計的分析" 土木学会・土木計画学研究・講演集. 18(2). 123-126 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi