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鉄筋コンクリート合成梁の水平接合面のせん断設計法

研究課題

研究課題/領域番号 07650654
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 建築構造・材料
研究機関東京工業大学

研究代表者

林 静雄  東京工業大学, 工業材料研究所, 教授 (90092569)

研究分担者 香取 慶一  東京工業大学, 工業材料研究所, 助手 (50224556)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード鉄筋コンクリート / プレキャスト / ラーメン構造 / せん断伝達 / 変形能力 / 梁
研究概要

鉄筋コンクリート合成梁は,下部の大部分は工場生産によるプレキャスト部材であるが,上部のスラブ厚さの部分はスラブと一体に打設される現場打ちコンクリートによりなっている。この現場打ちコンクリート部分には,梁の上端鉄筋が配筋されているので,水平接合部によって、部材のせん断応力だけでなく付着力も伝達されなければならない。梁に作用している曲げモーメントは一様ではないので,圧縮縁のコンクリートの応力度分布も当然材軸方向に一様ではなく,合成梁の水平接合部のせん断応力度分布も一様とは考えられない。本研究の目的は,まずこの応力伝達メカニズムと応力分布を明らかにした上で,応力分布に見合ったあばら筋配置を考えるなど,合成梁の水平接合面の設計のあり方を確立することである。
実験と2次元有限要素法による解析の結果次のことが明らかとなった。
1)後打ち部のコンクリート強度が低いと,後打ちのスラブ部分に圧縮破壊が集中する傾向が見られた。後打ち部のコンクリート強度によらず復元力特性はほぼ同じであった。しかし,後打ち部コンクリート強度が弱いと,せん断ひび割れが少なく,打ち継ぎ目に於ける水平目開きが大きくなり,スラブ上面に付着ひび割れが発生した。
2)後打ち部のコンクリート強度や,打ち継ぎ部の引張強度は,部材全体のせん断強度に余り大きな影響がないことが,解析でも確認された。
3)打ち継ぎ部の引張強度(直接せん断強度)が弱くても,部材のせん断強度は変わらないが,剛性の低下は著しく,設計上配慮する必要があることが明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 林静雄: "プレキャストRC合成梁の打ち継ぎ部の復元力特性に及ぼす影響" コンクリート工学年次論文報告集. 18. (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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