研究課題/領域番号 |
07650664
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築構造・材料
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
崎野 健治 (崎野 建治) 九州大学, 工学部, 教授 (70037985)
|
研究分担者 |
蜷川 利彦 九州大学, 工学部, 助手 (90237769)
|
研究期間 (年度) |
1995 – 1996
|
研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1995年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | 中心圧縮 / 拘束効果 / 構成則 / 関連しない流れ則 / コンファインドコンクリート / 2軸応力状態 / 曲げモーメント曲率関係 / 曲げ終局強度算定式 / コンクリート充填鋼管 / 径厚比 / 超高強度コンクリート / 高軸力 / 靭性 / 許容応力度設計法 / 降伏比 / 高張力鋼 |
研究概要 |
本年度実施した研究により以下の知見が得られた。 I 中心圧縮を受けるコンクリート充填円形鋼管柱の拘束効果を考慮に入れた解析法 (1)平成7年度に得られた中心圧縮実験結果をもとに、鋼管とコンクリートの相互作用を考慮した弾塑性解析を行い、コンクリートの構成則としては"Richartの提案した降伏条件、肖の提案した弾性域における応力・ひずみ関係と関連しない流れ則"を用いればよいことが分かった。 (2)前項で定式化した構成則とは別に、実用解析に用いる構成則として孫により提案されたコンファインドコンクリートの応力・ひずみ関係が用い得る事がわかった。実用解析において必要となる、鋼管の2軸応力状態の評価は前項の精密解析により定式化することができた。 II 軸力と曲げモーメントを受けるコンクリート充填円形鋼管柱の拘束効果を考慮に入れた解析法 (1)中心圧縮柱の実用解析において妥当性が検証されたコンクリートの構成則(孫の提案したコンファインドコンクリートの応力・ひずみ関係)と鋼管の2軸応力状態を仮定して求めたコンクリート充填円形鋼管断面の曲げモーメント・曲率関係解析値は、材料強度、鋼管径厚比を広範囲に変化させて行われた多数の実験結果を精度よく評価できることが分かった。 (2)前項の曲げモーメント・曲率関係解析結果を詳細に検討することにより、コンクリート充填円形鋼管断面の拘束効果を考慮に入れた曲げ終局強度算定式(設計式)を提案した。これにより、本研究の当初の研究目的を達成することができた。
|