研究課題/領域番号 |
07650674
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
建築構造・材料
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
鈴木 有 金沢工業大学, 工学部, 教授 (90027235)
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研究分担者 |
北浦 勝 金沢大学, 工学部, 教授 (70026269)
後藤 正美 金沢工業大学, 工学部, 助手 (40170469)
高山 誠 金沢工業大学, 工学部, 教授 (40064472)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 災害弱者 / 高齢者 / ボランティア / 防災体制 / 生活空間 / エキスパートシステム / 地震災害 / 福祉防災 |
研究概要 |
(1)三陸はるか沖地震と兵庫県南部地震における木造住宅での被災を主対象に、「高齢弱者の行動と人的被災」「居住空間に関わる環境と物的被害」「高齢者の行動とボランティア活動」の各事例を集約するとともに、高齢弱者の為の防災環境や防災体制の実態調査を行った。 (2)現況や被災の実態分析に基づき、被災・救援・援助等を規定するハード(物的)・ソフト(人的・組織的)要因群を抽出して、被災の拡大や抑制あるいは収束や復旧を支配する要因群相互の連鎖の過程を定式化した。 (3)以上の結果に基づいて、「物自体の被害発生危険の予測法」「人身へ波及する連鎖被害発生危険の予測法」「高齢者の組織的効率的活用策」を提案した。 (4)高齢弱者の居住空間の日常の利便性と調和しかつ非常時の安全性を高めるための方策を提案するとともに、高齢者ボランティアの日常活動に役立つ「現況に応じて危険の診断ができるカルテ」「弱者の存在と住環境特性に応じて提供される安全下対策メニュー」、また彼等の被災後の援助活動に役立つ「被災状況を適確に把握するためのジャッジ」「被災状況に応じて提供される有効な対処行動マニュアル」の4種の支援機能を持つシステムの基本構想を提示した。
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