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昼間と夜間の騒音伝搬性状の比較

研究課題

研究課題/領域番号 07650695
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 建築環境・設備
研究機関名城大学

研究代表者

吉久 光一 (吉久 公一)  名城大学, 理工学部, 助教授 (60158491)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1995年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード環境アセスメント / 騒音伝搬 / フィールド測定 / 予測方法 / 数値シミュレーション / 気象 / 昼間 / 夜間 / 日変化 / 昼夜間
研究概要

1.研究概要 環境アセスメントなどで現在行われている騒音の予測では、昼間と夜間の音の伝搬性状の違いは考慮されていない。しかしながら、騒音に対する苦情の発生率は昼間よりも夜間に高いこと、また環境基準では、望ましいとされる騒音レベルの値が昼間、朝夕および夜間に分けてそれぞれ設定されていることなどを考慮すると、夜間を想定した伝搬の予測も行う必要があるといえる。そこで本研究ではこの点に着目し、昼間と夜間の音の伝搬性状の違いを、フィールド実験により定量的に明らかにすると共に、種々の条件で計算機シミュレーション実験を行い、夜間の伝搬に対しても適用可能な騒音予測モデルを構築することとした。
2.研究実績 まず、フィールド実験は平成7年8月28日〜30日、平成8年9月5日〜6日及び平成8年12月5〜6日の3回にわたって、東海市新宝緑地公園多目的グラウンドで実施した。これらの実験では、スピーカ音源から広帯域ノイズを放射し、音源から160メートルの範囲にわたる音の伝搬性状を昼夜にわたって連続的に測定すると共に、音響測定と同期させて風向風速、温度などの気象観測を行った。フィールド実験の結果から昼間と夜間の音の伝搬性状は、従来考えられている以上に大きく異なること、またその程度は周波数が高いほど顕著なことなどが、気象のデータと併せて定量的に明らかになった。
つぎに、フィールド測定で得られた知見及びデータを用いて、波動理論に基づく計算機シミュレーション実験を種々の条件で行い、昼間と夜間の音の伝搬性状の違いが、理論的にも定量的に説明できることを明らかにした。
以上の結果と空気の音響吸収のシミュレーション計算の結果に基づいて、夜間にも適用できる伝搬予測モデルを構築した。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (9件)

  • [文献書誌] 吉久 光一: "空気吸収による音の減衰" 日本騒音制御工学会 技術レポート. 第19号. 19-24 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 岡田 恭明: "音の伝搬に及ぼす気象の影響(多目的グラウンドにおける実測例)" 日本建築学会東海支部研究報告集. 第35号. 425-428 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 吉久 光一: "昼間と夜間の騒音の伝搬性状の比較(多目的グラウンドにおける実測例)" 日本音響学会講演論文集. 平成8年9月. 699-700 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Koichi YOSHIHISA: "Sound attenuation due to atmospheric absorption" Tech.Report INCE/JAPAN. No.19. 19-24 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yasuaki OKADA: "Study on the effect of meteorological condition on sound propagation -Field measurement on a playing ground-" Tech.Report, Branch of Toukai AIJ. Vol.35. 425-428 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Koichi YOSHIHISA: "Comparison of outdoor sound propagation between during day and night over a playing field." Proc.Autumn Meet.Acoust.Soc.Jpn. Vol.2. 699-700 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 吉久公一、山田一郎: "空気吸収による音の減衰" 日本騒音制御工学会 技術レポート. 第19号. 19-24 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 岡田恭明、龍田健次、吉久公一: "音の伝搬に及ぼす気象の影響(多目的グラウンドにおける実測例)" 日本建築学会東海支部研究報告書. 第35号. 425-428 (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 吉久公一、龍田健次、岡田恭明: "昼間と夜間の騒音の伝搬性状の比較(多目的グラウンドにおける実測例)" 日本音響学会講演論文集. 平成8年9月. 699-700 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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