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管、形材曲げ加工用汎用シミュレータの開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07650855
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 材料加工・処理
研究機関神奈川工科大学

研究代表者

遠藤 順一  神奈川工科大学, 工学部, 教授 (70016418)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1995年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード曲げ加工 / 形材 / シミュレーション / 横断面変形 / 角管 / 横断面形状変形 / 曲げモーメント / チャンネル材
研究概要

地球環境を保全する為に自動車の軽量化が要求され、その有力な手段としてアルミニウムの使用があげられる.自動車のアルミニウム化の課題としては、ボディーの深絞りとフレームに用いられる形材の曲げ加工がある.管・形材の曲げ加工においては断面変形が生じ、これが加工力、加工精度、加工限界に大きな影響を与える.アルミニウム形材の断面形状は多岐にわたり、材質も多い.それらの全てに対し曲げ加工の実験を行うことは不可能であろう.管・形材の曲げ加工に適したシミュレータの開発が必要である.本研究では、管・形材の曲げにおける変形解析用のシミュレータを開発し、併せて実験を行い、両者の結果を比較している.管・形材曲げ加工用シミュレータの開発では、断面形状を曲げ面と平行な部材と垂直な部材に分け、それぞれの部材を等分割し、分解された要素をさらに厚さ方向に等分割し、この微少要素の応力とひずみを、境界条件を満たす形で仮定し、要素の集合体である断面全体で釣合を満たすように要素の応力とひずみを修正していくという手法を採用している.実験と比較するため、角管に適用し、曲げモーメント、断面変形等を求めた.本研究で採用した手法は著者らがH形材の曲げの解析で用いた手法をベースとしており、開断面であるH形材と閉断面である四角管のいずれにも適用できることで、汎用性が示されている.計算時間はいわゆるFEM解析に比べて十分小さく、曲げ加工解析用としての専門性を有している.2種のアルミニウム合金の加工硬化材と焼鈍材の四角管とチャンネル材の均等塑性曲げの実験を行い、結果を比較した.肉厚が厚い場合には実験値と計算値はかなりよく一致するが、肉厚が薄い場合には実験値は計算値に比べ、曲げモーメントは小さく、断面の変形は大きい.しかしながら、実用に供される形材の肉厚の範囲では本研究で開発したシミュレータで十分と考えられる.

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 遠藤順一: "アルミニウム押出形材の均等塑性曲げの理論解析" 軽金属学会第91回秋期大会講演概要. 91. 309-310 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Junichi Endo, et al.: "Theoretical analysis on deformation under uniform bending of extruded shapes." Proceedings of The 91st Conference of Japan Institute of Light Metals. 91. 309-310 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 遠藤順一: "アルミニウム押出形材の均等塑性曲げの理論解析" 軽金属学会第91回秋期大会講演概要. 91. 309-310 (1996)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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