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新規なフリーフロー等電点電気泳動法による多成分タンパク質の同時連続分離

研究課題

研究課題/領域番号 07650913
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 反応・分離工学
研究機関東北大学

研究代表者

米本 年邦  東北大学, 工学部, 教授 (40125688)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1995年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード電気泳動 / 等電点濃縮 / 連続分離 / タンパク質 / 牛血清アルブミン / 牛血液ヘモグロビン
研究概要

泳動室に形成させた陽極近傍で低く、陰極近傍で高いpH勾配上で、緩衝剤の選択により、適当にpHを調製した三成分混合タンパク質溶液を二つのpH位置から連続的に供給し、さらに二つの原料供給部間の循環流路の一部を交差させることで、低等電点タンパク質を陽極と陽極近傍から、中間等電点タンパク質を交差流路の中間位置から、さらに高等電点タンパク質を陰極近傍から、それぞれ単離製品として連続的に回収する方式の連続式等電点電気泳動分離装置を作製して、モデルタンパク質として牛血清アルブミン(等電点pI=5.1)、α-アミラーゼ(等電点pI=6.0)、牛血液ヘモグロビン(等電点pI=6.9)を選び、さらに緩衝剤としてジペプチドであるグリシルグリシン(等電点pI=5.7)とリジルグルタミン酸(等電点pI=6.1)、支持電解質として塩化カリウムを選んで原料溶液として、多成分タンパク質の連続分離実験を行った。
始めに、ヘモグロビンとアルブミンの二成分の連続分離実験を行い、二成分の完全単離を実証するとともに、分離プロセスの数学モデルを構築した。
次に、アミラーゼを加えた三成分系の実験を行った。この場合、低pH等電点を有する牛血清アルブミンと高pH等電点を有する牛血液ヘモグロビンは、純度95%以上で単離されたが、中間pH等電点を有するα-アミラーゼの製品純度は70%程度に止まっている。この原因として、ヘモグロビンとアルブミンの両端への輸送が完全に行われていないことが考えられるため、現在、純度の向上を目指して、緩衝剤の種類と原料供給位置を変化させつつ実験的検討を行っている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Yonomotoら: "Continuous Separation of Proteins by Recycling Free-Flow Isoelectric Focusing with Crude Feed supply and Purified Product Removal" Bioseparation. (印刷中).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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