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低温での水素製造のための機能複合化触媒の設計

研究課題

研究課題/領域番号 07650942
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 触媒・化学プロセス
研究機関工学院大学

研究代表者

五十嵐 哲  工学院大学, 工学部, 教授 (90005538)

研究分担者 福原 長寿  工学院大学, 工学部, 助手 (30199260)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
1995年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード水素製造 / 水蒸気改質 / ジルコニア担体 / ロジウム / 水素構造 / 低温水蒸気改質 / ジルコニア / ゾル-ゲル / アルコキシド
研究概要

水素製造を目的とする炭化水素の水蒸気改質のための高機能触媒の開発を図るために、申請者らは従来のニッケル系触媒に代わる触媒としてジルコニアにロジウムやルテニウムを担持した触媒が低温・低水蒸気比で非常に高性能を示すことを見い出しており、さらに貴金属が炭化水素の活性サイトとなり、担体のジルコニアが水蒸気の活性サイトとして機能することを見い出している。
平成7年度は、より一層の高機能化を目的として、第二成分を含むジルコニアの高表面積化と担体上のロジウムの高分散化を図った。その結果、ゾル-ゲル法によって比表面積を制御した高比表面積をもつジルコニアとジルコニアーイットリアに含浸法でロジウムを担持した触媒が、n-ブタンの水蒸気改質反応にきわめて高い活性を示すことが明らかになった。
平成8年度は、Rh/ZrO_2触媒上でのn-ブタンの水蒸気改質反応の反応機構を調べることを目的として、in situ加熱拡散反射(DRIFT)法と昇温脱離(TPD)法を用いて種々の測定を行なった。その結果、DRIFT測定から本反応の反応中間体がギ酸種であり、Rh/ZrO_2触媒上に生成したギ酸種が低温で速やかに消失することを見い出した。さらに、塩基性表面水酸基が反応性に豊むこと、TPD測定から、Rh/ZrO_2触媒の酸強度が弱く、塩基強度が強いことが明らかとなり、このことは流通法で得られたRh/ZrO_2触媒のすぐれた性能と調和するものであった。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (7件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (7件)

  • [文献書誌] 飯田 肇: "Rh/ZrO_2触媒上での低温水蒸気改質の反応機構" 触媒. 37(6). 490-493 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 五十嵐 哲: "化学工学の進歩29 触媒工学" 槙書店, 201頁 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] IGARASHI Akira: "Reaction Mechanism of Low-Temperature Steam Reforming over Rh/ZrO_2 Catalyst" Shokubai. 37 (6). 490-493 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] IGARASHI Akira: Recent Development of Steam Reforming Process. Kagakukougaku no Shinpo 29, Shokubai Kougaku.Makishoten, 201 (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 飯田 肇: "Rh/ZrO_2触媒上での低温水蒸気改質の反応機構" 触媒. 37(6). 490-493 (1995)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 五十嵐 哲: "化学工学の進歩29 触媒工学" 槙書店, 201 (1995)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書
  • [文献書誌] 五十嵐 哲: "化学工学の進歩29 触媒工学" 槇書店, 201 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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