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無臭型厨芥コンポスト化プロセスの開発

研究課題

研究課題/領域番号 07650957
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 生物・生体工学
研究機関静岡大学

研究代表者

松田 智  静岡大学, 工学部, 助教授 (80165828)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードコンポスト化処理 / 臭気軽減 / 微生物利用プロセス / 厨芥処理
研究概要

本研究では、実際の厨芥成分を用いてコンポスト化試験を行ない、臭気軽減効果への微生物の作用および単体の物理化学的作用の寄与を明確化することによりコンポスト化促進剤等の臭気軽減機構を解明し、コンポスト化過程そのものを無臭化するための有用微生物の探索と培養等を通じて、厨芥成分のコンポスト化過程で発生する臭気の簡易で効果的な除去剤またはプロセスを開発することを目的とした。
1.コンポスト化促進剤及び製品コンポストの脱臭効果と脱臭機構の解明:
コンポスト化過程の進行状況、操作条件などにより臭気の発生状況は異なった。また臭気軽減効果を持つとされるコンポスト化促進剤が市販されているので、実際の厨芥成分を用いてコンポスト化を行い、促進剤等の脱臭効果の原因を調べ、微生物の作用かどうかを調べた。そのために,コンポスト化促進剤を通気・非通気など各種条件下で試験するとともに、減菌サンプルでも同時に試験し、脱臭効果の発現因子・条件を明らかにした。
2.脱臭微生物の探索:
脱臭効果が微生物の作用であることが確認されたので、効果の大きい微生物を単離を試みた。その結果、コンポスト化初期の臭気の主成分である低級脂肪酸を特に早く分解する菌株を単離できた。同定したところ、酵母の一種であることを確認し、使用特許を出願した。この菌株をフスマ上で固体培養して高濃度に担持させ、コンポスト化添加剤として用いると、コンポスト化初期の臭気軽減に効果のあることが確認できた。
今後は、典型的な混合培養系であるコンポスト中の、特定の微生物の挙動を正確に追跡できるようなモニタリング方法を開発して、臭気軽減機構に関する微生物生態学的解析を進めたい。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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