研究課題/領域番号 |
07651121
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
航空宇宙工学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
神谷 信彦 名古屋大学, 工学部, 教授 (00242818)
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研究分担者 |
渡邊 京司 (渡邉 京司) 名古屋大学, 工学部, 助手 (70023108)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1995年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 天秤 / 後退翼 / 検定 / 誘導抵抗 / 翼の空力特性 / 前進角後退角 / 複合荷重較正 / 較正試験 / 6分力天秤 |
研究概要 |
1921年に出されて以来、航空機の空力学理論の基礎になってきたMunkの定理によれば、誘導抵抗は後退/前進角に依らない。しかし、わが国の代表的な航空機の開発機関による此れ迄の実験によれば、誘導抵抗は後退/前進角に依って大きく異なる。Munkの定理か、此れ迄の実験かのどちらかが間違っているが、どちらが間違いであっても航空機の空力設計に把手大問題である。この点を確認する目的で以下の研究を行った。 1.新しい天秤を作り後退/前進翼の実験を行った。 2.航空宇宙技術研究所にあるわが国で唯一の複合較正装置において、天秤の検定を行った。ここで得られた較正係数を用いて実験結果を整理した結果、後退角が大きいほど誘導抵抗が大きい結果が得られた。 3.天秤製作者が行った、略式の複合荷重較正装置に依ってえられた較正係数を用いて実験結果を整理した結果、従来通り後退角が大きいほど誘導抵抗が小さい結果が得られた。 4.本実験天秤は航空宇宙技術研究所の複合荷重較正装置の荷重範囲の下限にあること、同装置は稼働を始めてから間がなく、較正手順が確立されていない事等により、同装置による較正係数の制度については検討の余地がある。 5.現在、航空宇宙技術研究所に於いて、較正作業を再度行っており、本実験の最終結論は正しい較正結果が出た上でだす予定である。
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