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1回結実性植物の老化を調節する内生因子の解明

研究課題

研究課題/領域番号 07660014
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 作物学
研究機関北海道大学

研究代表者

幸田 泰則  北海道大学, 農学部, 助教授 (20002355)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1995年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード1回結実性植物 / 1回結実性老化 / 1年生植物 / コムギ / 老化 / 老化促進物質 / サイトカイニン
研究概要

コムギを用いて1回結実性老化のメカニズムの解明を試みた。コムギの老化には老化を阻害する植物ホルモンであるサイトカイニンの減少、あるいは老化を促進するアブシジン酸あるいはジャスモン酸とそのメチルエステルの増加が関与している可能性が先ず考えられた。そこでコムギの生育に伴うこれらの物質の変動をまず調べた。サイトカイニンは老化葉にもかなり残存しており、サイトカイニンの不足が老化を引き起こしているとは考えられなかった。またアブシジン酸やジャスモン酸の含量は低く、老化との間に因果関係は認められなかった。そこでコムギの第一葉を用いたクロロフィル保持試験を検定法として用い、穂に含まれる老化促進活性を調べた。その結果、穂の抽出物のヘキサン可溶性分画と酢酸エチル可溶性分画に強い老化促進活性が認められた。この活性は穂の乳熟期に最大値を示したことから、コムギの穂は何らかの老化促進物質を生成し、それが個体全体のの老化の引き金となっていると考えられた。2カ年にわたり計80kgの乳熟期の穂を採取し、ヘキサン可溶性分画に存在する活性物質の純化を試みた。この活性物質は紫外部吸光を全く持たないことから、生理活性物質としては未知の物であると考えられた。8段階の精製操作により、活性物質の重量は1mg程になったが、未だ純品には至っていない。不純物が含まれているこの段階でも、その重量あたりの比活性はアブシジン酸やジャスモン酸メチルエステルより高いものであった。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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