研究課題/領域番号 |
07660043
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
園芸・造園学
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
秋濱 友也 明治大学, 農学部, 教授 (90167841)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1997年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | リンドウ / 形質転換 / アグロバケテリウム / ゲンチオピクロサイソ / 組織培養 / PCR法 / アグロバクケリウム / ゲンチオピクロサイド / アグロバクテリウム |
研究概要 |
今年度は、前年度までの段階でAgrobacterium rhizogenesにより形質転換させて得られたリンドウ(Gentiana scabra)の毛状根に生産される生薬‘竜胆'の苦味成分であるゲンチオピクロサイド(gentiopicroside)の含量は、野生株の根に含まれるゲンチオピクロサイド含量よりも低下することが明らかになっているため、形質転換リンドウの毛状根に生産されるゲンチオピクロサイド含量が、野生株と比較した場合、なぜ生合成が阻害されているのかを明らかにしたいと考えた。しかしそこでリンドウの根に生産されるgentiopicrosideの生合成経路に着目し、生合成される際の前駆物質をいくつか取り上げ、それらの根に生産されるgentiopicroside含量の変動について、前年度同様に根をメタノールに浸漬することにより抽出した後高速液体クロマトグラフ(HPLC)により調べた。特に取り上げた前駆物質のうちでも、メバロン酸、ロガニン、ゲンチオピクロサイドに着目し、それらを増殖用の培地中に添加して、培養後の根のそのゲンチオピクロサイド含量について調べた。 その結果、いずれの物質を添加しても、根に含まれるゲンチオピクロサイド含量にはほとんど有為な差がみられなかった。従って、生合成の過程において、前駆物質がゲンチオピクロサイド生産量を制御しているのかということに関しては、ほとんど関与していないのではないかと考えられた。
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