• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

黒ボク土における土壌微生物バイオマスリンの動態

研究課題

研究課題/領域番号 07660084
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 植物栄養学・土壌学
研究機関広島大学

研究代表者

河野 憲治  広島大学, 生物生産学部, 助教授 (50034476)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード土壌微生物バイオマス / バイオマスリン / バイオマス炭素 / 可給態リン / 窒素源 / 難溶性リン
研究概要

1.a)黒ボク土とマサ土にリンを、各々5段階に添加して、b)供給窒素源としてアンモニア態、硝酸態、アミド態、および蛋白態窒素を添加して、グルコースと他の養分を供給した後、25℃で土壌を培養した。経時的にバイオマス炭素、リンなどを測定して、バイオマス炭素、リンの形成と土壌中の可給態リン濃度や供給窒素源との関連を検討した結果、a)バイオマス炭素とリンはともに、土壌中の可給態リン濃度の上昇に伴って、黒ボク土では29、マサ土では76mgP/Kg乾土まで著しく増加すること、またバイオマスのC/P比が、マサ土(6-15)に比べて黒ボク土では16-38と高いことb)バイオマスリンの形成は供給窒素源によって大きく異なり、無機態Nに比べて蛋白態Nで著しく高く、バイオマスには蛋白態Nの方が利用され易いことなどを明らかにした。(日本土壌肥料学会1996予定)
2.a)黒ボク土とマサ土にリンを添加して土壌によるリンの固定が進行した後、b)黒ボク土とマサ土にリン酸鉄、リン鉱石を添加した後、有機物添加、無機加区を設けてイタリアンライグラスを栽培した。経時的にバイオマスリンや植物のリン吸収量などを測定して、バイオマスによる難溶性リンの利用率の向上を検討した結果、両土壌への有機物の添加はバイオマス炭素量に増加させるが、リン酸鉄やリン鉱石中のリンはバイオマスリンにほとんど変換できない。それに対して、短期間に難溶化したリンの大部分をバイオマスリンに変換させうることを明らかにした。(日本土壌肥料学会1996予定)

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kouno K. et al.: "Measurement of soil microbial biomass phosphorus by an anion exchange membrane method." Soil Biology & Biochemistry. 27. 1353-1357 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 河野憲治: "総説:土壌バイオマス形成とリンのフロー" 日本土壌肥料学雑誌. 67(発表予定). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi