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ジャガイモYウイルスに対する抗ウイルス剤の開発

研究課題

研究課題/領域番号 07660096
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 応用微生物学・応用生物化学
研究機関東京大学

研究代表者

日高 真誠  東京大学, 農学部, 助手 (50183918)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワードジャガイモYウイルス / PVY / プロテアーゼ阻害剤 / スクリーニング / ウイルス増殖
研究概要

1)ジャガイモYウイルス(PVY)のNIaプロテアーゼに対する阻害活性物質のスクリーニング大腸菌の生死を指標とするスクリーニング系を用い、約2000株の土壌分離微生物の培養上清をアッセイした結果、形態的に5種類に分類できる12株のグラム陽性桿菌に阻害活性が認められた。最も強い阻害活性を示した菌(R27株)は、鹿児島湾の水深約150mの海底土壌から分離された菌で、Bacillus属細菌と考えられる菌であった。
2)NIaプロテアーゼ阻害物質の単離と構造解析
上記12株の生産する阻害物質の各種クロマト担体に対する吸着性は、大きく3種類に分かれた。特にR27の生産する物質は、陽イオン交換樹脂に吸着し、各種有機溶媒にほとんど溶解しないという特徴を示した。そこでさらにセルロースTLC等を組み合わせて本物質を単離し、NMRとMSにより構造を解析し結果、3-amino-3-deoxyglucose(3AG)であった。
3)3AGのPVYの増殖に対する抑制効果
タバコ(Nicotiana tabacum cv.Samsun NN)にPVYを接種して発病させ、そこに3AGを噴霧したところ、病徴の大幅な軽減が認められた。またそのタバコに蓄積されているPVYの量は、3AG無噴霧の場合のものと比較して60分の1以下に減少していた。このことより、3AGはPVY増殖抑制活性を持つと結論できる。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 日高真誠: "ジャガイモYウイルスの増殖過程の解析とその阻害剤の開発" 日本農芸化学会誌. 70. 145-150 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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