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ピペコリン酸によるウキクサの花芽形成誘導機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07660146
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 生物生産化学・応用有機化学
研究機関理化学研究所

研究代表者

藤岡 昭三  理化学研究所, 植物機能研究室, 先任研究員 (60165355)

研究期間 (年度) 1995 – 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードウキクサ / 花芽形成 / 花成誘導 / ピペコリン酸 / リジン / 遺伝子発現 / タンパク質 / リジン代謝
研究概要

ピペコリン酸による花成誘導機構解明の糸口を見い出すことを目的として、ウキクサにおけるピペコリン酸の生合成・代謝と花成の関連を追究するとともに、ピペコリン酸によって特異的に誘導される遺伝子やタンパク質の解析を目指した。
ピペコリン酸、リジン、花成誘導の関連を追及した結果、ピペコリン酸に比べると活性は弱いものの、リジン単独でも花成誘導効果を示し、さらに、リジンの代謝物であるアミノアジピン酸を培養液に添加することによって、活性が高まることを見い出した。これらのことから、リジンから生成するピペコリン酸を介して花成が誘導されるであろうと推測した。実際に培養液にリジンを添加することによって、ピペコリン酸のレベルが数倍に上昇することを見い出すとともに、重水素標識リジンを用いた代謝実験から重水素ピペコリン酸が生成することを実証した。従って、リジンによるウキクサの花成誘導はリジンから生成するピペコリン酸を介していることが示された。
ウキクサの培養液にピペコリン酸を添加することによって、花芽形成を誘導することができる。この系を用いて、花成誘導過程で特異的に発現する遺伝子やタンパク質の探索を試みた。ピペコリン酸処理によって全RNAが増加する傾向が認められたが、遺伝子発現の変化に大きな違いは認められなかった。また、ピペコリン酸処理、未処理のウキクサからタンパク質を抽出し、差異を検討したが、ピペコリン酸処理で特異的に発現するタンパク質は見い出されなかった。

報告書

(4件)
  • 1997 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1996 実績報告書
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] S.Fujioka, A.Sakurai: "Conversion of lysine to L-pipecolic acid induces flowering in Lemna paucicostata 151" Plant Cell Physiol.38. 1278-1280 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Shozo Fujioka and Akira Sakurai: "Conversion of lysine to L-pipecolic acid induces flowering in Lemna paucicostata 151" Plant Cell Physiol.38. 1278 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1997 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] S.Fujioka, A.Sakurai: "Conversion of lysine to L-pipecolic acid induces flowering in Lemna paucicostata 151" Plant Cell Physiol.38・11. 1278-1280 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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