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ラクトフォリンのcDNA構造の決定によるその乳化機能の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07660152
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 食品科学・製品科学
研究機関宇都宮大学

研究代表者

菅野 長右エ門  宇都宮大学, 農学部, 教授 (30011969)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1995年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード牛乳 / ラクトフォリン / 乳化機能 / cDNA構造 / 一次構造 / 疎水性率 / 疎水性アミノ酸 / α-ヘリックス車輪 / cDNA / 疎水性残基 / 塩基配列
研究概要

ラクトフォリン(LP)は牛乳のプロテオースペプトン画分の主要な糖タンパクの一つで、主要な2つの糖ペプチドから構成されている(27と17kDa)。27kDaラクトフォリンcDNAをクローニングし、その塩基配列を決定した。poly-Aテイルを含まない全長は621bpで、153アミノ酸をコードし、そのうち、18残基のシグナルペプチドを有していることを明らかにした。アミノ酸配列はSorensenとPetersen[J.Dairy Res.60,535-542,(1993)]が化学的に決定したプロテオースペプトンコンポーネント3(PP3)と一致した。
ラクトフォリンは、 PPC3のゲルろ過画分のうちでも、最大の乳化活性、乳化安定性、比表面積および最小の平均直径を示した。1%ラクトフォリンと25%乳脂肪から調製したエマルションの乳化活性は高く(2500)、非常に安定であった。このエマルションにおける脂肪球の平均直径は2.45μmであり、その比表面積は31.7x10^3cm^2/cm^3であった。ラクトフォリン含量の増加とともに乳化活性、乳化安定性、非表面積は増大し、あるいは粒子の平均直径、乳化活性指数は減少し、いずれもラクトフォリン60mg/g乳脂肪でほぼ一定値に達した。ラクトフォリンの乳化能は、これまでに研究されている天然タンパク質および脂質に親和性をもつように改造されたタンパク質のうちで最も高いタンパク質である。さらにラクトフォリンの乳化能力を一次構造における疎水性率および二次構造のα-ヘリックスのらせん車輪における疎水性アミノ酸残基の分布から考察した。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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