研究課題/領域番号 |
07660161
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
食品科学・製品科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
河田 照雄 京都大学, 農学部, 助教授 (10177701)
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研究分担者 |
井上 和生 京都大学, 農学部, 助手 (80213148)
伏木 亨 京都大学, 農学部, 教授 (20135544)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 肥満 / 脂肪組織 / 脂肪細胞 / 細胞増殖因子 / 脂肪 / 脂肪酸 |
研究概要 |
肥満という身体状況を基盤として糖尿病、高血圧、高脂血症、動脈硬化症など多くの病態が発症し(肥満症と呼ばれている)、また増悪することは良く知られた事実である。このような疾患の予防・治療には、肥満つまり脂肪組織の過形成の改善や抑制が本質的に重要であることが指摘されてきている。本研究においては、上記のように肥満発症のカギを握るであろう前駆脂肪細胞増殖因子(PAGF)に関して、その発現制御機構をPAGF遺伝子の解析並びに実験動物を用いてin vivoでの食品摂取によるPAGFの発現誘導に関して遺伝子、タンパク質、活性レベルでの多面的な解析を行い、肥満症予防・改善のための新しい基礎研究の方向性を提示することを目的とした。 その結果、マウス脂肪組織cDNAライブラリーからPAGFcDNAをクローニングし塩基配列及びアミノ酸配列を決定し、PAGFcDNAプローブ並びにPAGF抗体の利用を可能にした。さらにマウスなどの実験動物を用いた個体レベルでの食品成分摂取によるPAGF発現調節機構について、前記脂肪細胞増殖活性(DMAへの[3H]チミジンの取り込みで測定)、PAGFタンパク量(PAGF抗体によるウエスタンブロット)ならびにPAGFmRNAの解析等によって、食事性脂肪酸がPAGF発現調節を介した肥満発症に深く関連していることを明らかにした。
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