研究課題/領域番号 |
07660171
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食品科学・製品科学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
竹田 靖史 (武田 靖史) 鹿児島大学, 農学部, 教授 (40041644)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 枝つくり酵素 / ブランチング エンザイム / アミロペクンの構造 / 澱粉の生合成 / 米飯 / インディカ / ジャポニカ / アミロペクチンの構造 |
研究概要 |
インディカ米を炊飯するとパサパサとして粘りがない。われわれは、インディカアミロペクチン分子には、ジャポニカには見られない特異な構造、すなわちアミロース様の長い側鎖(最長鎖)が組込まれていることが、その原因であることを示唆した。ここでは、この特異な構造の成因を明らかにするために、分岐をつくる枝つくり酵素をインディカ(西海184号)とジャポニカ(西海194号)の稲胚乳から精製して枝つくり作用を調べた。 まず、西海184号と西海194号の稲胚乳澱粉のアミロペクチンの分子構造を分析した。最長鎖画分は、西海184号と西海194号で13と1%で、短鎖画分は、西海184号が64%、西海194号が74%であった。このようにインディカはジャポニカに比べて、最長鎖が非常に多く、短鎖が少ないことを確認した。次に、これら2種の稲胚乳(開花後20日)の枝つくり酵素の活性染色から、西海184号、西海194号ともに2種のアイソフォームがあり、量的に異なることを認めた。さらに、主成分の酵素画分をButyl-Toyopearl 650S、DEAE-Sepharose FF、Mono Q、Superose12、Amylose-Sepharose 6Bのクロマトグラフィーで精製し、アミラーゼ活性を含まない高度に精製した酵素標品を得た。これらの酵素標品は、ホスホリラーゼ活性促進法と分岐結合測定法による活性比はほぼ同じで、枝つくり作用は、いずれも長い側鎖を優先的につくる酵素であった。今後、副成分の酵素も精製し、結果を総合してアミロペクチンの分子構造との関係を考察したい。この技つくり作用は、トウモロコシ胚乳の2種の酵素のうちのBEIに類似するが、生じた短鎖の重合度分布が明らかに異なった。また、トラマメ種子に唯一存在する短い側鎖を優先的につくる酵素と異なった。これらは、植物種で枝つくり酵素の枝つくり作用が異なること示し、アミロペクチンの分子構造が植物種で個性のあることと関連して興味ある結果である。
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