研究課題/領域番号 |
07660236
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
水産学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
若林 久嗣 東京大学, 農学部, 教授 (00011932)
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研究分担者 |
飯田 貴次 宮崎大学, 農学部, 助教授 (70159557)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | ウナギ / 好中球 / レスピラトリ-・バースト / スーパーオキシド / 化学発光 / 酸素消費量 / 過酸化水素産生量 / 活性酸素 |
研究概要 |
ウナギ好中球を刺激すると溶存酸素の急激な消費、すなわちrespiratory burst、が起きることを明らかとした。このrespiratory burstはミトコンドリア呼吸阻害剤の影響を受けなかった。スーパーオキシド特異的増光剤CLAを利用した化学発光によりこのrespiratory burstを測定すると、刺激後ほぼすぐに発光が上昇し、さらにスーパーオキシドデスムターゼの添加により発光が完全に抑えられたことから、ウナギ好中球が刺激によりスーパーオキシドを産生していることが確認された。また、CLA依存性化学発光はEDTAの添加により抑制され、EGTAの添加により増強されることが分った。以上の結果は、哺乳類の知見と一致し、ウナギ好中球のrespiratory burstも哺乳類のNADPH酸化酵素と同じものが関与していること示している。 ウナギ好中球刺激時の酸素消費量、スーパーオキシド産生量および過酸化水素産生量を測定した結果、細菌死菌接種後に分離した好中球で、それぞれ平均12.5,11.8および5.3nM/10^7細胞/分であり、2:2:1の関係が成り立った。この関係はウナギ好中球の活性酸素産生系が哺乳類のそれと同じであることを示している。 ウナギ好中球のスーパーオキシド産生量はウナギの状態により異なり、未処理のウナギ(対照)では2.4nM/10^7細胞/分であったのに対し、事前にカゼインを接種したウナギ、細菌死菌を接種したウナギでは11.4および12.5nM/10^7細胞/分で、明らかに高い値を示した。なんらかの処理により好中球の活性酸素産生量を人為的に増強できる可能性が示唆された。
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