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モノクローナル抗体を用いたヒラメの免疫グロブリンの産生機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07660246
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 水産学一般
研究機関高知大学

研究代表者

楠田 理一  高知大学, 農学部, 教授 (90036715)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードモノクローナル抗体 / ヒラメ / 免疫グロブリン / Edwardsiella tarda / ポリクローナル抗体
研究概要

ヒラメの免疫は、100mg/mlに調製したEdwardsiella tarda ホルマリン死菌(FKC)をフロイントの完全アジュバンドと等量混合したのちに、1尾あたり1mlを腹腔内注射して行った。採血は免疫5週間後に行い、血清は4℃で一晩静置した血液を10000RPMで5分間の遠心分離を行って回収した。回収した血清は、45%飽和硫酸アンモニウム塩析、イオン交換クロマトグラフィー、ゲルろ過を行って免疫グロブリン(Ig)を精製した。精製したIgの純度は90%以上であった。ヒラメIgの分子量は、Native-PAGEの結果、690kDaであった。また、H鎖およびL鎖の分子量は、10%SDS-PAGEの結果、それぞれ72kDaおよび21kDaであった。精製ヒラメIgに対するマウスモノクローナル抗体を常法により作製した結果、19種のモノクローナル抗体が作製された。作製したモノクローナル抗体のキャラクタリゼーションを行った結果、6株がヒラメIgのH鎖を認識し、5株がL鎖を認識することが明らかになった。
精製ヒラメIgに対するウサギポリクローナル抗体を常法により作製し、ELISA法によるヒラメ血清中のIg量の測定方法を検討した結果、ナノグラム単位での測定が可能であった。また、体重100gあたり10mgのE.tarda FKCを腹腔内注射して免疫したヒラメの血清中のIg量を経時的に測定した結果、免疫2週間後から徐々に増加し、4週間後にピークに達した。そして、7週間後までは高い値を維持した。また、E.tardaに感染したヒラメ病魚の血清からも、特異抗体を検出することができた。
ポリクローナル抗体を用いた蛍光抗体法により、腎臓の凍結切片を観察した結果、強く蛍光する細胞が多数観察された。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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