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イワシのミトコンドリアDNA塩基配列による系群判定法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 07660249
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 水産学一般
研究機関九州大学

研究代表者

大嶋 雄治  九州大学, 農学部, 助手 (70176874)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードミトコンドリア遺伝子 / 資源解析 / 塩基配列 / イワシ
研究概要

【目的】本研究では,分子生物学的手法を用いてイワシ3種の遺伝的関係を明らかにし,資源解析への応用を検討した。
【方法】1995年7月から8月に長崎,宮崎,鳥取,宮城沖および北海道東沖で採取されたマイワシSardinops melanostictusとカタクチイワシEngraulis japonicus,および長崎沿岸で採取されたウルメイワシEtrumeus teresを用いた。これらの筋肉組織からフェノール-クロロホルム法によりトータルDNAを抽出後,PCRを行い,ミトコンドリアにおけるシトクロムb遺伝子とD-loop遺伝子,および核DNAにおけるITSの断片を増幅した。次に目的の断片を精製し,ダイレクトシーケンス法により塩基配列を決定した。得られた配列をClustal-Wでアライメントした後,遺伝距離を木村の2パラメーター法により計算した。
【結果】塩基配列をアライメントした結果,シトクロムbでは3種とも307塩基長でギャップはなく,3種間の遺伝距離は0.22〜0.28であった。一方,ITSでは,537〜563塩基長,D-loopでは552〜843塩基長と3種間に差があり,50箇所以上のギャップがみられた。遺伝距離は,ITSが0.31〜0.70,D-loopが0.92〜1.32と,D-loopが他の2遺伝子よりも大きく変異率が高かったため,系群解析に適していると考えられた。マイワシとカタクチイワシで系群解析を試みた結果,有意な差が認められず,日本沿岸の両魚種ともに系統群は1つと推定された。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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