理論的には、農業革命にかえて、「農法革命」なる概念を提起した。1970年代から21世紀にかけて、できるだけ肥料や農薬を使わず、耕起も少なくした農法が開発されていくだろう。単に原始的な自然農法に回帰するというのではなくて、とくに1960年代からすすんだ諸技術を生かした農法が生み出されていくであろう。 大和郡山市の農家やJA大和郡山市との共同の勉強会を2年間毎月積み重ねる中で、「地場と旬」をキーワードにした生産・消費のあり方を構想し、大和郡山市の農業委員会に提案した。 実際の活動では、「やまと農業ネットワーク」という組織を作って、生産者と消費者がつながる道を模索した。ただし、田畑輪換農法を実際にやってみるところまではいかなかった。今後の課題である。
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