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中山間地水利組合等による小規模水力利用システム開発の可能性

研究課題

研究課題/領域番号 07660309
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 農業土木学・農村計画学
研究機関岩手大学

研究代表者

古賀 康正  岩手大学, 農学部農業生産環境工学科, 教授 (40261458)

研究分担者 片岡 崇  岩手大学, 農学部農業生産環境工学科, 助手 (40231253)
三輪 大 (三輪 弌)  岩手大学, 農学部農業生産環境工学科, 教授 (30107180)
研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード自然エネルギー / 水力発電 / 中小水力 / マイクロ水力 / 農業用水路 / 補助金 / 系統連係 / 買電価格 / 中山間地 / 水力
研究概要

現在の化石燃料依存の経済は、資源的制約ではなく環境汚染の故に永続性を持たない。浪費を構造化し価値観を一様化する集中的大量生産社会はこれによって支えられている。人間が豊かな生活を取り戻し文明を維持するにはこれを転換する必要がある。
そのため自然エネルギー利用が試みられているが、小規模水力利用(マイクロ水力)はもっとも経済的で技術的にも容易である。水力利用は大規模でないと引き合わずまた必ず土木工事を必要とするというのは誤解である。
本研究では、水利組合・農民などが既設の農業用水路に何ら土木工事を施さずに簡単に設置できて維持の手間もかからない小型水車発電装置の構造を考察し、それを確認するための模型による実験をおこなった。それに基づき実用的装置の性能・経済性を検討した結果、マイクロ水力利用は他の自然エネルギー利用よりも有利であり、十分に実現性があることが明らかにされた。他の農業施設に対すると同様、これにも補助金が与えられるならばその経済性はさらに顕著となり、とくに山間地の農村生活改善に貢献する。
太陽光発電の場合と同様に、大量生産によって水車発電装置の価格が低落するならばその経済性が改善され、それによって利用可能な水路条件が拡大され、経済的に引き合う地点の数も増大し、マイクロ水力によって供給される電力量は増加する。
電力業界は自然エネルギーへの依存を拡大しその活用を援助するため、太陽光発電における場合と同様、マイクロ水力発電からも合理的な価格で電力を買取るべきである。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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